2014年10月9日木曜日

琴引山-風土記の伝説をたどる

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御嶽山でのニュースは他人事とは思えず、ただただ祈りながら捜索のゆくえを追っていました。犠牲者の方々のご冥福を心からお祈りいたします。

私自身、富士山に登ったばかりですが、火山に関する知識などほとんどなく「もしかしたら噴火するかも」なんて露ほども思わずに登っていました。急にこんなことがあっても、何ひとつ対処できなかったことでしょう。きっと、今回登られていた方々もこんなことがあるとは想像もしていなかったのではないでしょうか…本当に胸が痛みます。

現在、御嶽山の噴火をうけて講談社さんがブルーバックスの「Q&A 火山噴火」をPDFで無料公開してくださっています。11月30日までの期間限定です。大自然の脅威の前に人は無力ではありますが、私もこれを機にすこし勉強しておきたいと思います。

『Q&A 火山噴火』全文無料配信のお知らせ
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また更新の間が空いてしまいましたが、山行メモだけでも。少し前になりますが、島根県の琴引山(1014m)。

大体の記録(というか記憶…)

7:30 広島駅出発
10:15 登山開始
12:15 頂上
13:10 下山開始
15:10 下山

たいていは下山のほうが早くなるものですが、記録を見ると今回は登りも下りも2時間ほど。登りと下りでコースも違ったのですが、下りにちょっとした難所があってそこで時間がかかりました。

登り始め。最高のお天気!

スキー場の建物が眼下に

もうススキがいっぱい

登山口

キノコがあちこちに群生していました。この写真の白いのはヒラタケという種類で、スギに生えていればスギヒラタケ、ブナに生えていればブナヒラタケというそうです。

ヒラタケ

これは名前を聞き忘れた…調べてみたらセリに似てる?

可愛らしいこの花がたくさんあった

十畳岩。きっと十畳くらいあるからこの名前なんでしょうね。大きな平たい岩の上を澄み切った水が流れている場所。

水が綺麗

沢では何人か足を滑らせました。綺麗だけど油断できません。

つるつる

大きな岩がふたつ支え合っている大神岩。こういう場所って山登りを始めてから結構見かけますが、この形になるまでを想像するとすごいな~と思います。

大神岩

木漏れ日がとても気持ち良く、最後までお天気には恵まれました。

まぶしい木漏れ日

存在感のある、面白い木も。

蔓状植物が巻き付いている

山頂からの眺めは絶景。琴引山は出雲風土記に登場する山で、大国主命がここで国づくり構想を練ったと言われているそうです。四方を見渡すとどこも見晴らしが良く、なるほど練りたくなるわーなどと思うのでした。

写真では小さいですが、三瓶山(さんべやま)の存在感が大きかったです。いつか登ってみたい、と思いつつ帰ってきてから知りましたが、中国地方の数少ない活火山のうちのひとつなんですね。

前方左に三瓶山

山頂は狭い

山頂はとても狭いので、少し下った草原でお昼を食べて下山開始。途中に、琴の岩屋があります。これも、すごく狭い。ヘッドランプをつけて、入っている人もいました。どんな伝説があるのか忘れてしまった…(^-^;)

琴の岩屋

水がほんとうに綺麗

難所とはここです。写真じゃ分かりにくい…つるつる滑る岩の斜面です。左端は崖。ロープも張ってあるのですが、怖がる人にはガイドさんが命綱をつけて一人ずつ渡らせてあげていました。この日は人数が多かったので、ここで結構時間がかかりました。でもみんな無事に渡れてよかった!

つるつる滑ります

これも名前を聞き忘れてしまった…とても変わったキノコ。

わさわさ

下山。通常はこちらから登る方が多いようです。

下りてきました

琴引ビレッジの温泉で汗を流しました。この日もいい汗でしたー、おつかれさまでした!

温泉があると嬉しい

帰路がまたちょっと長かったけれど、サービスエリアからの夕陽にホッ。山登りを始めてから、完全に仕事を離れる日を定期的に持てるようになったことが地味に良いことだなーと感じています。スケジューリングに力が入ります^^

今日の日よさようなら

 

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