先日、急に入稿が延びた案件があり、ぽっかり一日空きました。のんびりしようかな、確定申告すすめようかな、それとも…とほろ酔いの頭で迷ったあげく、丸一日あるのにもったいない!と急遽翌朝の出雲行き高速バスを予約しました。残席が10席ほどだった…そういえば週末だー。
以前から、いろんな人に勧められて行きたいなーと思っていたのです。調べてみたら片道3時間くらいだし、なんとか行ける!と。バスの中でののんびり時間、貴重なのでわりと好きです。KindleもPodcastも準備万端。山間部では一面の雪景色を楽しみました。
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庄原の辺りだったかな? |
あっという間に出雲市駅着。
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きれいな出雲市駅 |
ここからバスで出雲大社に向かいます。30分くらい。
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正門前 |
出雲大社までの参道には4つの鳥居があります。この正門というのは、実は二の鳥居なんですね。一の鳥居から歩きたいのと、バスの中で調べた目的のおそば屋さんに向かうため、いったん参道を下っていくことに。
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おそば屋さんや土産物屋さんが立ち並ぶ |
5分ほど行くと、一畑電車の出雲大社前駅があります。レトロでなかなか素敵。出雲市駅からバスじゃなくてこちらでもOKですが、途中1回乗り換えがあるのでバスのほうが楽かな。いずれにしても本数は多くありません。1時間に1~2本。
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一畑電車の出雲大社前駅 |
一の鳥居を過ぎました。10分くらい。そびえ立つ鳥居と、周囲の山々の存在感がすごかったです。ちなみに、一の鳥居は石でできています。二の鳥居は木、三の鳥居は鉄、四の鳥居は銅。すべて別の素材でできてるのです。面白い!
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一の鳥居 |
出雲と言えばお蕎麦くらいしか浮かばない貧弱な脳でたどり着きました。一応、バスの中で真剣に調べたお店。
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手打そば本家大梶さん |
ちょうどお昼時に着いたのですが、なぜか空いていてラッキーでした。よく行列になっているとのレビューを読んでいたのですが。出雲大社からは少し歩くので、穴場かも知れませんね。10分少々です。
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地元の食堂という感じ |
オススメされていた三色割子そばを注文。こんな形は初めて見ました~
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三段重ね |
まず卵の段におつゆを「の」の字にかけ、食べ終わったら残ったおつゆをとろろの段にかけ、最後におろしの段にかける。少しずつ味がブレンドされていくというしくみ。なるほどー!おつゆはたっぷりあるので、ブレンドしなくてもOKですよ。とっても美味しかったです。
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なんとも豪華! |
この大梶さんのすぐ近くに、JR旧大社駅があります。あまりゆっくりは見られなかったのですが、とても趣がありました。中にも自由に入れます。この日は何かライブの準備がされていました。広島の旧日本銀行みたいなかたちで活用されているみたいです。
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突如あらわれる異空間 |
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鉄道好きな人にはたまらなそう |
ガイドツアー開始で正門前へ。ここからの一の鳥居の眺めも素晴らしい。
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奥に一の鳥居が見える |
最初は下っていきます。へりくだる、という意味があるとかないとか聞いたような気がしますが定かではありませんw
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ゆるやかな坂 |
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敷地内も美しい |
三の鳥居は神様しか通ってはいけないそうです。
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三の鳥居 |
出雲大社でたくさんみかけたうさぎの像は、「因幡の素うさぎ(しろうさぎ)」の伝承にもとづいています。素うさぎとは、毛のないうさぎの意。ヒリヒリしますね…
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大国主命とうさぎ |
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こ、これは何だったかな… |
出雲大社は、平成の大遷宮という60年ぶりの建て替え中で、まだいろいろ工事中でした。なので四の鳥居はくぐれず。
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工事中 |
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拝殿 |
大遷宮ってなんだろ?なんて思っていましたが、遷宮とは定期的に神社を建て替えることで、伊勢神宮などでも行なわれているそうですね。なぜ60年かというと、干支が一周するサイクルで人間の還暦と同様にリフレッシュして神の力を蘇らせるため、だそうです。「人間だって家をリフォームしたら気分一新、力がわいてくるよね」と言われると、確かに説得力がある…。神社建築の技術を受け継いでいくため、との意味合いもあるとか。
下の写真は、あるとき地中から発見された木の柱のあと。一本の柱を作るのに、こうして三本の木をより合わせて、隙間に細い木を詰め込んでくくり合わせてあったそうです。いにしえの知恵、そして神への思い入れの深さを感じてため息が出ました。こんな形で残してあるのは面白いですね~。遷宮がある神社ならではですね。
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大きな大きな柱 |
この後行った隣接の博物館で、当時発見された柱の実物が展示されていました。すごい迫力でした。
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入ってすぐのところにあります |
お参りしつつ本殿の裏まで来ました。ここに、本殿を見上げるうさぎさんがたくさん。
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本殿の裏 |
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あざといくらいの可愛さ |
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この後ろ姿が大好き |
たくさんの人の祈りに圧倒されました。
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おみくじすごい! |
こちらはいわゆる結婚式場、神楽殿。とても立派だしテレビにもよく映るので、これを出雲大社だと勘違いしてここだけで帰ってしまう人も多いそうです(笑)。お気をつけて!
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神楽殿 |
しめ縄がとても立派。4トンあるそうです。そんな話をしめ縄の真下でしてくれるガイドさんにドキドキ…怖くて下に立てない(^-^;) それにしても、すごく温かいお人柄の楽しいガイドさんでした。神様の存在がとても自然に感じられて。どうもありがとうございました。またぜひ来たいです。
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ど迫力 |
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こちらは昔の入り口だったとか |
ガイドツアーが終わってから、またひとりで少しぶらつきました。正門近くにも、たくさんうさぎがいます。
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ここら辺は人気エリアでした |
この辺りではぜんざいも名物だと聞いたのでほっと一息。いっぱい歩きました。
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美味しそうに撮れなかったw |
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お店の中からの眺め |
出雲大社の目の前、いろんなお店が寄り集まっているところの地下に、こんな休憩室もありました。携帯も充電できるし、珈琲や旅行ガイドブックなんかもあってとても便利そうです。全然人がいなかったのは、目立たないからかも。
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無料休憩所 |
さてもう一つの目的地、古代出雲歴史博物館へ。出雲大社のすぐ隣です。正門から右へ回り込みます。予報どおり小雨が降ってきました。でも大社をまわっている間は晴れていたのでラッキーだったと思います。
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山に囲まれた、広々とした敷地 |
入場するときに確認したのですが、ここはほとんどが写真撮影OKなのです。素晴らしい~と思いました。たくさん撮っちゃいましたが、ほんの一部だけ…
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昔の人が書いた地図… |
昔の地図を眺めるのがすごく楽しかったです。広島のあたりをじっくり見ちゃったりして。今のようなハイテクな技術がなかった時代に、よくこんなものが描けたなぁと感動してしまいます。
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の、広島に注目 |
遷宮を繰り返してきた出雲大社の、平安時代の再現模型が神々しかったです。右の方に、他の再現模型も見えます。残された部材などから、こうして想像するのですね。
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平安時代の出雲大社本殿(想像図) |
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大迫力です |
この博物館、とても見応えがあって楽しかったです。特別展もやっていたので時間が足りなくて、最後は駆け足になってしまいました。今回、私は1時間半くらいでまわりましたが、2時間はほしいと思いました。松江や石見銀山の資料もいろいろあったので、また行きたい場所が増えてしまいました。
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可愛らしい模型もたくさん |
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卑弥呼が使っていた(かもしれない)鏡 |
前日の23:30くらいにチケットを取り、翌朝7:00に家を出てお昼前に出雲大社着。19:00のバスで帰広という弾丸ツアー、思った以上に充実していて楽しかったです(^^) これからもう少し積極的に時間を見つけていろいろ行けたらなーと思いました。
お昼に食べた出雲そばが美味しくて、〆もお蕎麦で。バス待ちの夜ごはんはちょっと趣向を変えて天ざるにしてみました。ごくごく。
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また来るよー |
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