2015年5月21日木曜日

快晴の白木山

さて私にとっては3回目の白木山。「まだ登ったことない!」という友達が何人もいたので、日を合わせて集まりました。初対面の方たちもまじえてにぎやかな山行に☺ (→ 1回目2回目

9:15 登りはじめ
11:40 白木山山頂(お昼ごはん)
13:11 下山開始
15:55 下山
16:15 上深川駅

広島の小さな里山は市販の本に載っていないこともよくあるので、近場で自分が何度も行きそうな山近辺については国土地理院の二万五千分の一地形図を購入してあります。白木山は二枚にまたがっている…めんどいーと思いつつも、練習練習。二枚の地図をつないでルートを書き込み、プレートコンパスを使って磁北線を引いてみました。クラブで頂いた地図も全部とってあるのですが、たまにはこういうのも楽しい。

マップケースはモンベル

前後は微妙なお天気だったにもかかわらず、この日はスカッと快晴!!過去に私が登ったときは一度目が大雨、二度目が雪だったのでうれしい(^o^) でも暑い~。今回は切り離されないように一番前の車両に乗りました。Suicaで入ってしまったのが不覚…白木山駅は無人駅なので、あとでちょっと面倒な手続きになってしまいます。

白木山駅で降りたお客さんが、電車内で財布を落としたかも…ということで戻って捜索していました。その間、ずーっと踏切も閉まりっぱなし。10分くらいだったでしょうか。文句を言う人も誰もおらず、のどかだなぁと思いました。

白木山駅

登山口に貼ってあった行方不明者の貼り紙はなくなっていました。

登山口

お地蔵さん

それにしても、何度登ってもきつい山です。この一年、少しは鍛えられたかなーと思っていましたが、それでもやっぱりぜーはー。白木山駅からのこのルートは、ひたすら急勾配が続くんですよね。

休憩

ちょっとなだらかな道に出ると嬉しくなります。やっと写真を撮る余裕が出る(^-^;)

木漏れ日♪

今回は水場に寄ってみました。冷たくて気持ち良かったー。カエルの大合唱がすごかったです。すごく近くで聞こえるのに、姿が全く見えない。きっと何かと同化してたんだろう…

八合目あたりだったかな

そして登頂! 白木山の山頂は、周囲の山々をぐるりと見渡せて本当に気持ち良いです。

山がいっぱい

週末でお天気も良かったせいか、登山者もたくさんいました。

みんな一息

わいわい

木陰でお昼ごはんを食べた後、「あの山何かな~」などと眺めていたら、超ベテラン風の山男さんがレクチャーしてくださいました。見える山を全部そらで言えてしまって、すごい。何やら大きな自作資料も持ってらして、地図読みやコンパスの使い方についても解説してもらっちゃいました。周りの人たちに「先生」と呼ばれていたな~。

熱心に聞くみんな

標高ランキングも載っている自作資料

「上深川に下りるなら早く行ったほうがいいよ!」なんて言われつつ下山開始。こちらのルートは長いんですけど、途中の林道が気持ち良くて好きです。一度こちらから登ってみるのも良いかもなー。急なところは急なんですけど…

なだらかな道が続く

透ける

たまにあれっ?と迷いつつ

もうすぐ!

下山も何だかんだで3時間弱かかりました。ここから上深川駅まで10分少々。

いいところ

ちっちゃな子供も元気に登っていましたねー。山頂の神社で「下りも無事おりられますように、お守りください!」なんて柏手を打っていて、その可愛いことと言ったら。こういう気持ちを忘れちゃいけませんねー。白木の神様ありがとう。

(こんな私も小さな頃は鳥居を見ると「のんのすゆー(お祈りするー)」と言って立ち止まり手を合わせていたそうです。その面影はどこに…涙)

一年前は次の日立ち上がれないほどの筋肉痛だったのですが、今回はそこまでじゃありませんでした。やっぱり少しは成長してるかも、とにんまり。

上深川駅で


 

2015年5月19日火曜日

とびしま海道30kmウォーキング

5月9日、「第4回 瀬戸内安芸灘とびしま海道ウォーキング大会」に参加してきました。残念ながら雨…でも午後は晴れてくる予報。

きっかけは、野呂山から眺めたとびしま海道☺ 「あの島々をず~っと歩く大会があるんだよー」「えーっ、楽しそう!」そんな感じでポンと申し込みました。25kmの部と30kmの部がありましたが、そのくらいの差なら…と30kmの部へ。(しかし最後の5kmは意外と長かった…笑)

広島駅を6時半に出る電車で広駅へ。そこからバスで20分くらいだったかな。バスの本数が分からないので少し早めに出ました。臨時便も出ているようでしたが、このあたりもう少し詳しく案内があれば嬉しいなと思います。

鯉のぼりがいっぱい

開会式のあと、みんなで体操が始まりました。準備運動は大切。でもなぜか笑ってしまう光景。

いくぞー

まずは下蒲刈島からスタートです。最初のほうには、ちょっと観光してみたい感じの施設がちょこちょことあります。美術館もありました。コンビニも一軒。「この先、どんどん何もなくなるよ~」と言われる。

昆虫の家…気になる

もう、先頭集団はあそこに見える橋を渡っています。

蒲刈大橋…かな?

この大会、特に交通規制とかしていないのですよね。だから車も普通に通るし、ちょっと最初のうちは窮屈な感じで歩くことになります。

車に気をつけて

8km地点の恋ヶ浜(なんという名前!)には美味しそうなデコポンが。

うれしい

すっごい美味しかったです。ありがとうございました!この後、レモンのエイドもありました。ただ給水所はそう多くないので、お水はある程度持っていったほうが良いと思います。

ごちそうさまでした

さて、下の写真…どこがおかしいか分かりますか?私、現地で言われるまで気づきませんでした。

間違いさがし

普通の道路に遮断機がありますよね。これ、県民ショーにも出たことがあるそうです。何のためかというと、この先が橋なのですが、風が強い日は非常に危ないため、通行止めになるのだそうです。へー!

そんな橋を渡る。気持ちいい。雨も弱まってきました。

豊島大橋

おやつがなっています。つまみ食いする人も。

野いちご

ぽっかり藤の花

やっと中間地点に着きました。ここでお昼ごはんです。私はお弁当を申し込んでありました。

豊浜中学校

海が目の前で、とても気持ちのいい場所。雨も上がって、少しのんびり休憩することができました。

疲れた胃にしみる

のんびりお喋りしていたら「30kmコースの人はそろそろ出てくださーい!」とスタッフの声がかかる。時計を見ると、ちょっと真面目に歩かないとまずいかも…という感じ。一応、8時間という制限時間があるのです。

港町の雰囲気は、やっぱりどこも似ているなあと故郷の小名浜を思い出したり。おじいちゃんおばあちゃんがあちこちで井戸端会議をしていて、応援の声をかけてくれました。「そんなのできるのも若いうちだけだよー!」とも(笑)。

懐かしい雰囲気

「うっちー、野呂山だよ!」と言われて、おおお~。奥にうっすら見える、のっぺりした山がそうです。あの山からここを見て、参加したいと思ったんですよね。今日はこちらから見上げている。不思議な感じ。それにしても、のろっとした山頂だ…

外から見ても分かりづらい山頂

面白い島もいろいろありました。ぽっかりまんまる島と名前をつけてみる。ひょっこりひょうたん島の兄弟的に。

苔玉に似てるねーって声も

すっかり晴れ上がって暑いこと暑いこと!午前中が雨で逆に良かったねーとか、あくまでもポジティブシンキングなみんな(^_^)

気持ちいい~

橋のデザインも柑橘

吸い込まれそう

途中、甘夏を売っていたお兄さんたちが、その場で絞ってジュースにしてふるまってくださいました。このジュースがとっても美味しかった!甘夏、買いたいけどまだ歩くし重いので…と思って2個だけ購入したら4個入れてくれたw ありがとうございましたー♪

ネットで宣伝してね!とお兄さん

そしてついに橋の上で県境を越えました…!何だか興奮。歩いて四国まで来ちゃったよー。

パシャパシャ撮影タイム

この辺り、水もすごく綺麗ですね。

澄んでる

レモンの無人販売所を見つけてこちらも購入。リュックがどんどん重くなる…

3つで100円

午前の雨が嘘のよう

いろんな種類の柑橘の植木鉢が、あちこちに見えました。さすが瀬戸内ですねー!持って行かれちゃったりしないのかな…という心配は都会の感覚なのでしょうね。

大きくなあれ

インパクト大の看板

お昼休憩を入れて7時間くらいでゴール!歩きの時間はおそらく6時間くらいでしょうか。山登りとは全然違うところが痛くなりました。足首とか、腿の裏とか、脚の付け根とか…。でも、30km歩けたってことは、ゆっくり30km走るのも無理ではないはず。がんばろ。

ゴール後のアイスクリームは格別でした

完歩!

参加賞がけっこう豪華でした。この「いっち」というジュース、すごく美味しかった!タオルマフラー、レモン、スープ、ペットボトルホルダー。

レモンがまた増えた

帰り、広島駅組はエキニシ(←この言い方おぼえたばかり)界隈の鉄板焼きのお店へ。友達がネットで見つけてくれたんですが、大当たりのお店でした。安くて美味しい!

お好み焼鉄板焼 りゅう

ビールがあっという間に…

広島のお好み焼きはそばでしか食べたことがなかったのですが、この日はうどんを頼んでみんなでシェアしました。初うどんも美味しかったなー。

肉玉うどーん

帰り際に「あなたたち山ガールさん?」と聞かれて「えっ」と思ったけど、格好を見れば一目瞭然でした…。くたくたになったけど本当に楽しい1日でした。大会を教えてくれた人にも、一緒に歩けた人にも、感謝感謝です(^_^)

知らなかった風景もたくさん見ることができて、ますます瀬戸内が大好きになりました。




 

2015年5月6日水曜日

由布・くじゅう遠征3日目(終)

さて3日目…ここで晴れてくれなければ悲しすぎる…と思っていたら快晴!!みんな朝から嬉しそう(^o^)

昨日とはうってかわって青空に

3日目
5:40 起床
6:30 朝ごはん
8:15 出発
9:55 久住分かれ
10:30 天狗が城山(1780m)山頂
10:50 中岳(1791m)山頂
11:43 久住山(1786m)山頂(お昼ごはん)
12:16 下山開始
14:30 下山
14:45 長者原温泉
15:45 広島へ出発
21:30 帰広

朝ごはんも豪華でした。グループ毎にまとめて取りに行く方式です。

肉じゃが大好き

ごはんの前に温泉に入っている人もいました。7:00までなら自由に入れるようでした。そういえば私もこの前日は2回入ったっけ。

ガイドさんのラジオ出演が終わるまで、水の補充やパッキングなど出発の準備をしつつ、おしゃべりしながらストレッチ。何気なく見てたら79歳の方の柔らかさにびっくり!「写真撮らせて下さいっ!」と思わずお願いしてしまった(笑)。お歳を聞いたときにもびっくりしました。若々しくシャキシャキお元気で、とてもそんな歳には見えないのです。

わおー!

ちなみに、ガイドさんの出演されているラジオはこちらのようです。

おはよう中国(NHKラジオ第1) 7:40~

毎月、第1月曜に出演されていて、この辺りの山について紹介しているとのこと。もう何年も前から出演されているそうですが全然知らなかったので、今度聞いてみたいなーと思いました。

いつまでも眺めていたい

さて出発。今日も暑くなりそう!

まぶしい

前日の雨が激しかったので、足場がとても悪いです。滑らないよう、慎重に…

岩も泥も危ない

黄色のペンキが目印

さすが火山ですねー。辺り一面、溶岩だらけ。

壮観です

しばらく行くと、ぱあっと視界が開けました。わー!!と声が上がる。

中宮跡

北千里浜

ちょっと浮かれてバンザイして写真とったりしました。平坦な道が続きましたが、また久住分かれに向けて登りが。

GO、GO

まだまだー

久住分かれに到着。ここからが本番…という感じでしょうか。

どこから行こう

結局、先に中岳を登ってそのあと久住山へ行くことに。間違えて登ってしまった天狗が城山は儲けもの。ガスが出てきて視界が白くなるとほんとどこが何だか分からない…。

左に池も見えます。元火口かな。

ひいこら言いながらも天狗が城山、中岳山頂に無事登頂。載せられるような写真がありません(^-^;) ほぼ真っ白でした。でも景色は他で満喫できたのでOK!

ちなみに、くじゅう連山の中岳(1791m)は九州本土の最高峰です。九州地方の最高峰は、屋久島の宮之浦岳。こちらもまた行きたいなー

さて池をぐるっと回って戻り、久住山を目指します。

先ほど左に見えていた大きな池

3つ目の山頂ともなると、この辺はもうへばりそうでした。がんばった!

久住山山頂

お昼ご飯は、法華院温泉山荘で作っていただいたお弁当。包み紙が面白かったです。熱いお味噌汁もいただきました。

地図になっている

いただきます

久住分かれまで下りると、避難小屋とトイレがあります。手前が避難小屋、奥がトイレ。トイレは使用料100円ですが、水洗でペーパーもあり、とっても綺麗でした!避難小屋とは対照的に…

トイレと避難小屋

いよいよ下山。この時はこんなに霧が出ていました。あんな青空だったのに、山のお天気は本当に変わりやすいです。

「ガスる」と言います

もう、あまり急なところはないよーと言われて、気が楽になってスイスイ下ります。

足場はちょっと悪い

向かいに見える山一面に、何だか白い花が咲き乱れていてとても綺麗でした。

何だろう

あとは平坦だよーと聞いていたのに、「最後にあれだけ越えるから」と言われて見上げたところ。えええーだまされたー!と声が上がる。でもみんな楽しそう。

結構な岩場です(沓掛山)

牧ノ戸峠までの道は、アスファルトの階段が結構長くて「ここから登り始めてたらきつかったかもね~」とみんなで話していました。雨で予定変更になってよかったかも!とポジティブシンキング。

下りてきたところで、遠くに晴れている場所がぽっかり見えました。光ってる。不思議な感じ。

ここも眺めの良い場所でした

牧ノ戸登山口

無事、すべての山に計画どおり登れて下山!クラブでの遠征は初めてでしたが、想像以上に楽しかったです。お世話になったみなさま、どうもありがとうございました。

3日間も連続で登った経験がなかったので不安もあったのですが、しっかり睡眠もとれたし膝も何とか大丈夫だったのでホッとしました。こうして少しずつ体力をつけていったら、もうちょっと長い遠征でも参加できるようになるかな?と思います。

苦手を少しずつ克服できるのも、この歳になって新しい経験をたくさんできるのも、とても幸せなことだと感じています。次の山へ行くためにも、またいろいろがんばろう(^^)