2015年12月16日水曜日

宮島-あこがれの岩船岳と goro の登山靴

宮島の弥山には何度も登っていますが、宮島の山は弥山だけではないのです(^^) とてもロングなコースで時間がかかる…と聞いていた岩船岳に、やっと登る機会が訪れました。

コースタイムが長すぎるので、車ごとフェリーで渡り登山口までは車で入りました。道が非常に狭くて怖かったです。慣れていないときついかも。

8:30 登り始め
11:30 岩船岳山頂(お昼ごはん)
12:30 下山開始
16:10 下山

数日続いていた雨は上がってくれたけれど、朝はまだ曇り。

GO!

雨上がりということもあり、さっそくゲイターをつけました。これが大正解。藪も多かったし、わりと悪路だったのでスリル満点。

左に寄ると落ちます

曇りながらも、視界が開けると美しい朝日。

少し雲があるほうが美しかったりしますね

急登を乗り越えて「あとどのくらいかな~」と話していたらこんな案内板が。右上を見るとあと40分とあるけれど、誰かが60分と書き足している(笑)。40分じゃつかねーよ!という声が聞こえてきそう…

つい弥山にも惹かれちゃうけど

急登って、写真に撮るとなかなか勾配がわからないのですが、これはちょっと伝わるかな…

かなりの急登でした

今年は宮島の紅葉が終わるのがすごく早かったと聞いていたのですが、遠目に見るとまだまだ赤いところがたくさん見えて綺麗でした。足もとのこんな葉っぱもとても好きです。

かさかさ

あの岩、まさか登るの?! と悲鳴…ちがってよかった。

間をくぐる

3時間ほどで、岩船岳山頂!

岩船岳山頂(466.6m)

ここから少し行ったところが見晴らしがよくて、そこでお昼ごはんを食べました。ぽかぽかと陽がさしてきて、お腹いっぱいになるとすごく気持ち良くて、心地よい疲れとともに眠いこと眠いこと…

絵になりますね~

やはり神がいそうです

こういう登山にしては珍しく1時間ものんびり。瀬戸内の多島美を堪能して、出発します。

見事なアーチを描く木

途中で「御床山」の山頂も通りました。ということは、一応縦走になるのか。みとこやま、と読むそうです。この日は三ツ丸子(みつまるこ)という山(ピークが3つある)も眺めましたが、山の名前って本当に面白い。「ちびまる子を思い出しちゃう」と言ったら、友達が「私は母をたずねて三千里だね…」と(笑)。

御床山山頂(364m)

下りの道から眺める瀬戸内も良いです。

また海を渡って帰るよ

そして、なんと今回のコースは…一番下の地図を見てもらうと分かりますが、ぐるーっと海岸をつたって帰ります。引き潮だったら砂浜を歩けると聞いていましたが、ちょうど引き潮の時間にあたりました。

山にいたはずが!

海抜0メートルからの登山だからこそ味わえる風景ですね。

岩ごろごろはけっこうきつい

砂浜をこの格好で歩いてる私たち、端から見たらどんなだろうね…なんて会話をしつつ。

砂も結構疲れるけど、湿っている分マシ

なかなか長い道のりでした…そんな中、さっそうと砂浜を駆け抜けていく鹿さんの姿が。何ともかっこよかったのですが、残念ながら走っている瞬間は撮れませんでした。砂浜と鹿、という取り合わせからして何かたまらないものがありました。だって小名浜の海には鹿なんて絶対いないもの。

おーい!と声をかけたらカメラ目線

牡蠣筏もたくさんありましたよー。こんなに近くで見たのはじめて。

牡蠣筏(かきいかだ)

結構サバイバルな道も多く、水の中をジャブジャブ歩く場面も。

でも今回は転ばなかった!

ロングコースでしたが、暗くなる前に無事下山して国民宿舎みやじま杜の宿でお風呂に入ってきました。500円ですが、とても綺麗で広くていごこちの良いお風呂でした。スタッフの方たちもとても感じが良かったです(^^) 入れるのは17時まで。

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さて、この日はおろしたての登山靴を履いていました。ずっと憧れていたgoro(ゴロー)さんにオーダーして作っていただいた、ブーティエルです。足型をとって、甲の周りなども計って作ってもらえるのですが、私はどうやら足幅がすごく狭いらしいです。デカ足と思い込んでいたので、指摘されたときは「えっ?!」と思いました。最初に試し履きしたものでは、紐を締めると両側の革がくっついてしまいそうになり、そのあたりをきちんと調整していただけました。

足首のあたりはやっぱり締めるとほとんど革がくっついてしまう感じですが…限界があるのかな。でも、持っていけばいつでも何度でも調整してくださるそうです。とても心強い。広島からだとちょっと遠いですが(^-^;)

届いたとき

防水ワックスを塗って豚毛のブラシをかけながら、「今はこんなにつるつるだけど、そのうち味わいが出てくるかな~」なんて思っていました。

でも岩船岳の1日で結構味が出てくれてしまいました。

何だか傷もうれしい

水の中にざぶん!と足を突っ込む場面もありましたが、当然水が染みてくることなど全くなく、履き心地はとても良かったです。傾斜がきついところでかかとが痛くなるのが気になりましたが、慣れもあるのかも。下りはつま先があたることも全くなく、以前よりかなり楽になりました。

お手入れは、ブラシで水洗いしてよく乾かしてから、毎回防水ワックスをすり込んでまたブラシをかけます。面倒かなと思ったりもしていましたが、なんだか愛着もあって意外に楽しいです。革は表情がどんどん変わるからかもしれません。

10年は履けると言われたので、頼もしい相棒になってくれますように。

乾かし中




 

2015年12月2日水曜日

Postcrossing-25通目を受け取りました

Postcrossing も細々と続けています。最近ちょっと動きがないなーと思っていたのですが、今日ポストを見たら7通も入っていました。一気に届くと、登録とお礼のメッセージを書くのがちょっと大変。でも嬉しい☺ 登録してから82日目、25通目の received。もうそんなに経つ?!とびっくり。

今日のハイライトはこの恐竜かなー。恐竜が大好きだというカナダの女性で、「Postcrossing で恐竜好きな人を見つけたの初めて!うれしい!」と書いてありました。毎年、どこかしらの恐竜展に行くそうです。いいなぁ。ハガキファイルに入らないサイズなので収納を考えよう…。

特大の恐竜ポストカード!

他にもいろんな大きさ、いろんな形のハガキがあって、面白いな~と思います。封筒に入れて送ってくる方もいらっしゃいますね。国によっては、ハガキと封書の値段が変わらないのだとか。

ちょっと前になりますが、印象的だったハガキ。ベラルーシでとても人気のあるイラストレーターさんの絵だそうです。独特の味があるなあと思いました。切手もかわいい。

ベラルーシより

この切手も面白い(^^)

ポルトガルより

前にも書いたとおり、日本から海外へのハガキ料金は一律70円。日本のハガキ料金が52円なので、18円をプラスすれば良いということになります。そんなわけで、一年に一度発行されるのがこの差額用切手。もともとは年賀状用らしいです。今年はラーメンとすき焼き。おいしそう。もう既に1シート使い切りました。残り9シート…1年はもたないかな。

海外への差額用切手とワンコ切手

82円切手で出してしまうこともあります。最近、ちょっと切手を買いすぎですが(^-^;) いずれ使い切ることでしょう…この和食切手は、もう1シートあってもいいかなーと思うくらいお気に入りです。

和食切手と、酒井駒子さんの切手

Postcrossing では、送ったり受け取ったりしたポストカードの写真をサイトに登録できるようになっています。そして、そこに誰でも favorite を付けることができるので、人気のあるポストカードがある程度わかります。

日本の美しい風景写真などは鉄板の人気なのですが、最近意外にも一番 fav を押されるのがこのシリーズです。しらとあきこさんの、色鉛筆で描かれたうさぎたち。私もすごくお気に入りなので、ちょっと嬉しかったです(^^)

こんな絵が描けたらな~

 

2015年12月1日火曜日

武田山~宗箇山縦走(プチ忘年登山)

あれやこれやに追われていて、ずいぶんとブログをさぼってしまいました。9月にしまなみサイクリング~石鎚山登山、10月に石見銀山の仙ノ山、そして四国の剣山~三嶺遠征と順調に山行を重ねていましたが、ここしばらく体調を崩していました。遊びすぎたかな。

久々の山行メモは、広島の里山縦走。武田山~火山~丸山~宗箇山(三滝山)です。

8:20 下祇園駅
9:10 憩いの森 登山口出発
10:20 武田山山頂
(弓場で遊ぶ)
11:40 火山山頂→少し下りたところでお昼ごはん
12:30 出発
13:40 丸山山頂
15:00 宗箇山山頂
15:50 三滝寺へ下山

集合は下祇園駅。といっても電車の中で合流しましたが…初めて降りた下祇園駅は、周囲が絶賛開発中でした。数年後に来たら、ずいぶん眺めが変わってるんだろうな。

下祇園駅

地図とにらめっこしながら、登山口のある憩いの森まで30分強。一度来たことがあるという友達がいたので心強かったです。

まだすこし紅葉がある

一応ルートを眺めて…

私はちょっと久しぶりの登山になってしまったので、けっこうな息切れ。でもなんとか順調に、まずは武田山の山頂。ここだけなら、気軽に登って下りられる距離です。一時間くらい。

武田山山頂

かすむ多島美が美しい

お昼にはまだ早い…ということで先へ進みます。途中に弓場を発見。自由に遊んで良いようなことをネットで読んでいたので、おそるおそる遊び始めてみました。なかなか様になってる…?でも、矢は全然飛びませんでした。思った以上に力が要るし難しい!上手に飛ばしてる人もいましたが(^^)

弓場跡にて

気になる看板…

この日は、団体さんがたくさん登っておられました。途中で初めましての方とすれ違いながらお喋りなんかもしつつ、なかなか楽しかったです。で、火山の山頂に着いたときちょうどお昼どきだったのですが、山頂が団体さんでいっぱいだったのを見かねてか、団体さんのリーダーっぽい方が「ちょっと下りたところにいい場所があるよ」と教えてくれました。広々とした岩が広がっていて、本当にいい場所でした☺

広島市街を一望

友達が作ってきてくれた差し入れの、生春巻き。チーズやアボカド、エビやサーモンなど中身も変化に富んでいて、すごく美味しかったです。個人的にはシソがうれしかったな~。スイートチリソースの瓶まで、背負ってくれてました…感謝感激。

ごちそうさまでした

かさかさと落葉を踏んで歩くのも良いものです。もうすぐ一年も終わりなんだなぁとしみじみ。

一応、忘年登山という名目だった

丸山の頂上は、とても狭いです。お昼を食べるには不向きかな。でもちょっと休憩。

ザック大集合

靴も大集合

山茶花…で合ってるかな?

地図を読みながらの縦走…ドキドキしますが、今回のルートは立て札もたくさんあって分かりやすかったです。広島もこの辺りを含むロングトレイルをどんどん整備しているそうなので、楽しみ。

宗箇山の登山口

しかし、こちら側から登る宗箇山のきついこと…!三滝寺からのコースしか知らなかったので、甘く見ていました。ひたすら登る急勾配でとってもきつかった。

写真じゃ分からない急勾配…

でも、無事に山頂へ。ああ懐かしい。私が本格的に登山を始める前に、広島で始めて登った山でした。

宗箇山山頂

後は下りるだけ…と、ここでハプニング。私が、ど派手に顔面から転んでしまいました。事故は下山時に起こりやすいということは何度も聞いていて頭ではよく分かっていたのに…。転んだ瞬間に腕をついたけど支えきれなかったのか、ザックの下敷きになったまま身動きがとれなくなってしまいました。起き上がろうとするのだけど、腕がまったく動かない。顔は泥だらけ(^^;)

一緒にいた友達が声をかけつつ、ザックを外してくれて、体を起こしてくれました。しばらくしたら、何とか動けるように。ザックも背負えるし普通に歩ける、ただ左腕のひじから先が動かない。

後日、病院に行ったところ、ひじの靱帯損傷で全治一ヶ月だろうとのことでした。骨に異常があったらどうしようと不安でたまらなかったので、心底ほっとしました。痛みはあるものの日常生活は何とかこなせるので、本当によかったです。このとおり、キーボードも打てますし…仕事ができなくなるのが何よりの恐怖でした。

下山時は、疲れもたまるしボーッとしてきて足の動きも悪くなります。くれぐれも、気をつけましょうね!反面教師より(^◇^;)

痛い目にあったけど、こうして成長していくのでしょうね~(ほんとか?)

落ち込んだ気分を、三滝寺の紅葉が元気づけてくれました。今年は宮島の紅葉が終わるのも早かったと聞いていたので諦めていたのですが、予想外の美しさ。

今年も綺麗

三滝寺のお茶屋さんで、ぜんざいで乾杯しました。みんな、今年もたくさん、ありがとう。そして、遭難しかけた私を助けてくれて本当にありがとう(汗)。あの時、ひとりだったら…ちょっとゾッとします。

冷えた体に沁みる

来年も、よろしくね




 

2015年10月28日水曜日

「翻訳力を鍛える本」

少しだけ誌面協力させていただいた「翻訳力を鍛える本」が届きました。発売日は明日29日のようです。

翻訳力を鍛える本(イカロスMOOK)

表紙を見ても分かるとおり、調べ物力や日本語力の強化、作業効率化、営業力や英訳についてなど盛りだくさんです。これから目指す方にとっては、非常に心強い一冊なのではないでしょうか。

既に翻訳の仕事をしている方にとっても、興味深い記事がたくさんあると思います。私もまだざっと目を通しただけですが、特に営業力の章は、具体的な単価などもバンバン出ていて面白いなと思いました。これまであまりこういう内容はなかったように思うので。そして営業力というものは、どの分野にもある程度共通することですよね。

また後ほどじっくり読ませていただくのが楽しみです。ちなみに私の記事は33ページですが、「通訳翻訳ジャーナル2015年冬号」の再掲です。仕事場の写真だけ追加になっています。デスク周りを必死に片づける良いきっかけをいただき感謝です。



 

2015年10月6日火曜日

Postcrossing-初めてのカードが届く

Postcrossing を始めて25日目になりました(何日目かは、マイページのトップで常に分かります)。


まだ飽きることもなく空きができたらすぐに書いているので、私が送ったカードはもう11枚になります。でも、まだ Received Card は0枚でした。仕組み上、こちらが受け取るのに時間がかかるのは仕方のないことなのですが、待ち遠しい。

ところが今日!ポストを覗いたら英語の書かれたカードらしきものが見えて…ドキドキしながら手に取りました。

美しい水彩画

台湾の18歳の女の子からでした。この絵は、Jiji Nantou という町を描いたものだそうです。美しくて静かな町だと書いてありました。日本語では集集鎮(しゅうしゅうちん)と呼ばれているみたい…と調べていたら、なんと台湾最高峰の玉山の登山口があるではないか!いつか行く機会があるかも(^^)

なーんて、一枚の葉書からいろいろ妄想できるのが楽しいところですねー。私が自己紹介の好きなものに「水彩画」を挙げていたのでこれを選んでくれたのかなと、嬉しくなりました。

切手も、すごく楽しい。

美味しそう~

ひとつひとつの食べ物について、簡単な説明も書いてくれていました。この子のプロフィールを見てみたら、なんとこれが Postcrossing に登録して一通目の葉書だったようです。私も初めて受け取るのがこんなに心のこもった葉書でとてもラッキーでした☺

Postcrossing を始めてから、ポストカードブックや葉書、切手などを少しずつ買いだめしています。

眺めるだけでも楽しい

クリアファイルにまとめておくと場所もとらないし楽ですね。朝、仕事の前に10分ほど、これを開いてあれこれ考えつつペンをとるのはとても幸せな時間。

切手もあっという間になくなる…

マスキングテープで葉書におめかしさせたりも。

いつの間にかたまってしまう

ある日、私がフィンランドに送った一枚です。やはり水彩画が好きな方だったので、いわさきちひろさんのカードで。マスキングテープは富士山。左半分にメッセージ、モザイクのところに宛名を書きます。

気に入ってくれたかなー

下の図は、マイページから見られる「Sent Postcards」です。相手に届いたもののみが表示されます。郵便事情が悪いと聞いていたロシアにも、25日で無事到着しました。

Sent Postcards

そして、この下が「Traveling Postcards」。送ったけれど、まだ相手からの到着報告がないものです。

Traveling Postcards

少しは雰囲気が伝わったでしょうか? こうして、データを眺められるのがまた楽しいんですよね。そのうち、どんどん枚数が増えてきたら大変になったり飽きてきたりするのかもしれないですが、まだしばらくはワクワクできそうな気がしています。毎日ポストを覗くのが楽しみです(^^)