2015年2月23日月曜日

モーニング、そして旧庁舎資料展示室

先日、ちょっと集中したい日があったので、久しぶりに喫茶店のモーニングに行ってみることにしました。この辺りには昔ながらの喫茶店もちょこちょこあります。どこにしようかなーと迷った結果、てらにし珈琲店さんへ。

中央郵便局の近くです

この日は本店ではなく国泰寺店へ。本店も好きですが、国泰寺店も気兼ねなく長居できる雰囲気でとても居心地が良かったです。千切りキャベツがエベレストのようでした。もちろん珈琲は美味しいし、店員さんがとても感じよいです。

メルシーセット

朝8時ごろからお昼まで、長居してしまいました。おかげでとてもはかどった!たまにはこういう時間、いいなぁ。家にいるとつい他のことをしてしまったりするし。

本店よりもカフェっぽい雰囲気

帰り道では、ちょっと春のかおり。

梅が咲いていました

そして何度も通っているはずの市役所に、こんな展示室があることに初めて気づきました。通りからでは見えなくて、梅につられてちょっと敷地に入ってみるとこんな案内が。

旧庁舎資料展示室

今まで、まったく知りませんでした…広島に何年も住んでいる知人も知らなかったとのこと。ここも被爆建物の一部が使われているそうです。

ちょっと入るのに勇気がいる

こじんまりとした展示室ですが、見知った場所の昔の写真などはいつ見ても胸に迫るものがあります。署名帳のようなものがあったので、名前も書いてきました。昔はあまり気にしたことがなかったのですが、このような署名の数で施設の維持などが決まるんですよね。ここは、大通りから見えないのがもったいないなと思います。

見学は無料です

また、広島のことをすこし知った一日でした。


 

2015年2月16日月曜日

魅力的な岩山-右田ヶ岳

山口県防府市にある右田ヶ岳(426m)を登ってきました。(防府市、変換できない…と思ったら「ほうふし」と読むのを初めて知りました…! キャー)

8:00 広島駅発
10:00 登山口
10:43 前岳山頂
12:06 右田ヶ岳山頂(お昼ごはん)
14:30 下山~ストレッチ
14:45 出発
15:00 長沢温泉
16:00 出発
18:00 広島駅着

広島駅北口に集合。今回は合同登山で大人数です。

この人たちは違います

登山口近くからの眺め。おおー、岩がすごい。ドキドキ。

だいじょうぶかなー

みんな階段を避けるw

濡れていたら滑りそう

岩場に苦手意識があるのでちょっとドキドキしていましたが、少しずつ慣れてきたみたいです。

まってー

おーい( ´ ▽ ` )ノ

岩場、怖いかなーと思っていたけど何だか楽しかったです。ヒヤヒヤしたところもたくさんありましたが。

これから向かう2つの山頂が見える

ほんとうに岩・岩・岩

あと3歩進んだら落ちる場所。こういう所、前は立てなかったんですけど、今回は何とか自分でも立ちました!この写真ほど前には出られなかったけど…

眺めも素晴らしい~

今回は両手両足を駆使して登りました。まさに全身運動。どうやってよじ登ればいいのか、足が止まってしまうような場所では、クラブの仲間が後ろから「ここに右足をかけてみたら?」と声をかけてくれたりする。今回も助けられましたー、ありがとう!

躍動感あふれる!

前岳の山頂を踏んだ後、ついに右田ヶ岳の山頂へ。日の丸の旗があります。

祝日でにぎわっていました

右田ヶ岳 426m

ガイドさんが沸かしてくれたお湯であつあつのお味噌汁も。この季節は特に、温かいものがあると生き返る心地がします。最近、ついに自分でもバーナーを買ってしまった…!

山で食べると何でもおいしい

岩の上でひとしきりはしゃぐ

みんなで集合写真を撮ったりおしゃべりしたり、しばらくのんびり過ごしてから下山。上ったり下ったり、飽きなくて楽しいコースでした。


6年前の土砂崩れのあとだそうです

あの岩たちをかいくぐってきた

こんな道に出ると、つかの間ほっとしたり。

おだやかな道

美しい山肌

でもこうして見ると、やっぱりドキドキなコースでしたねー。下りもストックは使わなくて正解でした。

すごい段差

こんな祠もあったり。ちゃんと開け閉めできます。

微妙にきっちり閉まらなくて気になっているところ

手作り感満載の橋

そろそろ下りてきたかな?

竹がきれい

下山!おつかれさまでした!

のどかで良いところ

あそこに見える山頂を辿ってきた

途中にある温泉につかって、さっぱりして帰ってきました。いかにも冒険という感じで、とっても面白い山でした。山口、まだ山登りでしか来たことがないので、一度観光もしてみたいなぁ(^^)

帰りの夕暮れ


 

2015年2月10日火曜日

弾丸ひとり旅 to 出雲

先日、急に入稿が延びた案件があり、ぽっかり一日空きました。のんびりしようかな、確定申告すすめようかな、それとも…とほろ酔いの頭で迷ったあげく、丸一日あるのにもったいない!と急遽翌朝の出雲行き高速バスを予約しました。残席が10席ほどだった…そういえば週末だー。

以前から、いろんな人に勧められて行きたいなーと思っていたのです。調べてみたら片道3時間くらいだし、なんとか行ける!と。バスの中でののんびり時間、貴重なのでわりと好きです。KindleもPodcastも準備万端。山間部では一面の雪景色を楽しみました。

庄原の辺りだったかな?

あっという間に出雲市駅着。

きれいな出雲市駅

ここからバスで出雲大社に向かいます。30分くらい。

正門前

出雲大社までの参道には4つの鳥居があります。この正門というのは、実は二の鳥居なんですね。一の鳥居から歩きたいのと、バスの中で調べた目的のおそば屋さんに向かうため、いったん参道を下っていくことに。

おそば屋さんや土産物屋さんが立ち並ぶ

5分ほど行くと、一畑電車の出雲大社前駅があります。レトロでなかなか素敵。出雲市駅からバスじゃなくてこちらでもOKですが、途中1回乗り換えがあるのでバスのほうが楽かな。いずれにしても本数は多くありません。1時間に1~2本。

一畑電車の出雲大社前駅

一の鳥居を過ぎました。10分くらい。そびえ立つ鳥居と、周囲の山々の存在感がすごかったです。ちなみに、一の鳥居は石でできています。二の鳥居は木、三の鳥居は鉄、四の鳥居は銅。すべて別の素材でできてるのです。面白い!

一の鳥居

出雲と言えばお蕎麦くらいしか浮かばない貧弱な脳でたどり着きました。一応、バスの中で真剣に調べたお店。

手打そば本家大梶さん

ちょうどお昼時に着いたのですが、なぜか空いていてラッキーでした。よく行列になっているとのレビューを読んでいたのですが。出雲大社からは少し歩くので、穴場かも知れませんね。10分少々です。

地元の食堂という感じ

オススメされていた三色割子そばを注文。こんな形は初めて見ました~

三段重ね

まず卵の段におつゆを「の」の字にかけ、食べ終わったら残ったおつゆをとろろの段にかけ、最後におろしの段にかける。少しずつ味がブレンドされていくというしくみ。なるほどー!おつゆはたっぷりあるので、ブレンドしなくてもOKですよ。とっても美味しかったです。

なんとも豪華!

この大梶さんのすぐ近くに、JR旧大社駅があります。あまりゆっくりは見られなかったのですが、とても趣がありました。中にも自由に入れます。この日は何かライブの準備がされていました。広島の旧日本銀行みたいなかたちで活用されているみたいです。

突如あらわれる異空間

鉄道好きな人にはたまらなそう

今回は出雲大社をメインに考えていたので、できればガイドさんのお話を聞きたいなと思っていました。前日に調べたところ1日3回の定時ガイドがあると知り、13:00の回に参加することにしました(500円)。詳細はこちら→ http://www.izumo-kankou.gr.jp/1701

ガイドツアー開始で正門前へ。ここからの一の鳥居の眺めも素晴らしい。

奥に一の鳥居が見える

最初は下っていきます。へりくだる、という意味があるとかないとか聞いたような気がしますが定かではありませんw

ゆるやかな坂

敷地内も美しい

三の鳥居は神様しか通ってはいけないそうです。

三の鳥居

出雲大社でたくさんみかけたうさぎの像は、「因幡の素うさぎ(しろうさぎ)」の伝承にもとづいています。素うさぎとは、毛のないうさぎの意。ヒリヒリしますね…

大国主命とうさぎ

こ、これは何だったかな…

出雲大社は、平成の大遷宮という60年ぶりの建て替え中で、まだいろいろ工事中でした。なので四の鳥居はくぐれず。

工事中

拝殿

大遷宮ってなんだろ?なんて思っていましたが、遷宮とは定期的に神社を建て替えることで、伊勢神宮などでも行なわれているそうですね。なぜ60年かというと、干支が一周するサイクルで人間の還暦と同様にリフレッシュして神の力を蘇らせるため、だそうです。「人間だって家をリフォームしたら気分一新、力がわいてくるよね」と言われると、確かに説得力がある…。神社建築の技術を受け継いでいくため、との意味合いもあるとか。

下の写真は、あるとき地中から発見された木の柱のあと。一本の柱を作るのに、こうして三本の木をより合わせて、隙間に細い木を詰め込んでくくり合わせてあったそうです。いにしえの知恵、そして神への思い入れの深さを感じてため息が出ました。こんな形で残してあるのは面白いですね~。遷宮がある神社ならではですね。

大きな大きな柱

この後行った隣接の博物館で、当時発見された柱の実物が展示されていました。すごい迫力でした。

入ってすぐのところにあります

お参りしつつ本殿の裏まで来ました。ここに、本殿を見上げるうさぎさんがたくさん。

本殿の裏

あざといくらいの可愛さ

この後ろ姿が大好き

たくさんの人の祈りに圧倒されました。

おみくじすごい!

こちらはいわゆる結婚式場、神楽殿。とても立派だしテレビにもよく映るので、これを出雲大社だと勘違いしてここだけで帰ってしまう人も多いそうです(笑)。お気をつけて!

神楽殿

しめ縄がとても立派。4トンあるそうです。そんな話をしめ縄の真下でしてくれるガイドさんにドキドキ…怖くて下に立てない(^-^;) それにしても、すごく温かいお人柄の楽しいガイドさんでした。神様の存在がとても自然に感じられて。どうもありがとうございました。またぜひ来たいです。

ど迫力

こちらは昔の入り口だったとか

ガイドツアーが終わってから、またひとりで少しぶらつきました。正門近くにも、たくさんうさぎがいます。

ここら辺は人気エリアでした

この辺りではぜんざいも名物だと聞いたのでほっと一息。いっぱい歩きました。

美味しそうに撮れなかったw

お店の中からの眺め

出雲大社の目の前、いろんなお店が寄り集まっているところの地下に、こんな休憩室もありました。携帯も充電できるし、珈琲や旅行ガイドブックなんかもあってとても便利そうです。全然人がいなかったのは、目立たないからかも。

無料休憩所

さてもう一つの目的地、古代出雲歴史博物館へ。出雲大社のすぐ隣です。正門から右へ回り込みます。予報どおり小雨が降ってきました。でも大社をまわっている間は晴れていたのでラッキーだったと思います。

山に囲まれた、広々とした敷地

入場するときに確認したのですが、ここはほとんどが写真撮影OKなのです。素晴らしい~と思いました。たくさん撮っちゃいましたが、ほんの一部だけ…

昔の人が書いた地図…

昔の地図を眺めるのがすごく楽しかったです。広島のあたりをじっくり見ちゃったりして。今のようなハイテクな技術がなかった時代に、よくこんなものが描けたなぁと感動してしまいます。

の、広島に注目

遷宮を繰り返してきた出雲大社の、平安時代の再現模型が神々しかったです。右の方に、他の再現模型も見えます。残された部材などから、こうして想像するのですね。

平安時代の出雲大社本殿(想像図)

大迫力です

この博物館、とても見応えがあって楽しかったです。特別展もやっていたので時間が足りなくて、最後は駆け足になってしまいました。今回、私は1時間半くらいでまわりましたが、2時間はほしいと思いました。松江や石見銀山の資料もいろいろあったので、また行きたい場所が増えてしまいました。

可愛らしい模型もたくさん

卑弥呼が使っていた(かもしれない)鏡

前日の23:30くらいにチケットを取り、翌朝7:00に家を出てお昼前に出雲大社着。19:00のバスで帰広という弾丸ツアー、思った以上に充実していて楽しかったです(^^) これからもう少し積極的に時間を見つけていろいろ行けたらなーと思いました。

お昼に食べた出雲そばが美味しくて、〆もお蕎麦で。バス待ちの夜ごはんはちょっと趣向を変えて天ざるにしてみました。ごくごく。

また来るよー