2013年11月28日木曜日

山登りでリフレッシュ

週末は、仕事の山を越えたらささやかに山登りの予定(山を越えても山…! これぞ人生)。ちょっと疲れがたまっている気がするので、ぼーっとしたい気分です。

登山経験はほとんどないのですが、登ったことがあるのは高尾山、宮島の弥山、そしてわりと本格的だった屋久島。どれもすごく楽しくて気持ち良くて、またどこかの山に登りたいなと思っていました。特に屋久島では、山の魅力にすっかり飲み込まれていたような記憶。確か7時間を超える行程だったかな。

2013年5月、屋久島にて

そんな話をしていたところ、友人が貸してくれた広島の山の本。広島近辺って、山が本当にたくさんあるんですね。これは住んでいるあいだに登らないともったいない!ということで、ちょっとずつ足をのばせたらいいなーなどと妄想しています。

昨日は寝る前に、鈴木みきさんの登山エッセイを読んでいました。その中にあった、星空の下の素敵な一節。

山のテント暮らしのようにあたりまえを失ってみると
大事なものだけが見えてくるんだよ。
きっと、それは誰にとってもそんなに多くはないんだ。
思い浮かんだ顔は、裏切っちゃいけないよ。

登山エッセイ、けっこう立て続けに読んでますが、山に行くと誰もが詩人になってしまうみたい(^^) 鈴木ともこさんのエッセイもお勧めです。

テントなんてまだまだだけど、いろんな山に登ってみたいな。なんて思いつつ、最近サボり気味のジョギングに少しだけ行ってきました。仕事にも気合いが入りそうです。

元安川沿いの紅葉、まだきれい


 

2013年11月25日月曜日

冷や汗で試験終了

先日、知的財産管理技能検定の3級(学科&実技)を受験してきました。なんと実技試験に会社法(範囲外)が絡んでくるなど、予想外の展開に冷や汗。法学部出身だろ、というツッコミはさておき(^^;) 自己採点では学科・実技ともに合格ラインに達したはずですが、ちょっとドキドキしています。受かっていますように。

御幸橋から。朝日ともみじの取り合わせに息をのむ。

朝マックで、試験前にちょっと復習。

特許翻訳をする上で、ある程度勉強しておいたら役立ちそうだし…と軽い気持ちで勉強を始めましたが、やっぱり知財は面白い。テキストを読んでいるだけだと眠くなることもありましたが、過去問を解き始めるとどんどんテンションが上がりました。3級だけ、と思っていましたが、もう少し勉強してみたいので2級までとっておこうかなという気持ちになっています。

具体例にいろいろ当てはめ始めると、身近な興味深い事例がたくさんあるんですよね。特許に関する知識だけでなく、映画等に関わる仕事でも著作権は身近ですし、最近では本の自炊などという問題もあります。こういった権利は、文化の発展を考える上でもとても大切なものなんですよね。目に見えないものに敬意とお金を払うこと。でも日常生活では、軽視されすぎているように感じることがとても多いです。

試験会場の広島産業会館。立派!

この試験にどんな意味があるの?と聞かれたりもしますが、翻訳の試験ではないので直接的に翻訳の仕事に繋がるとは言えません。でも一応国家資格ですし、特許翻訳者の募集で「3級以上を所持している方」というのを見かけたことはありますよ。参考まで。

仕事が軌道に乗ってしまうと、ついつい仕事に追われて勉強を忘れてしまいがちです(←自分のことです…汗)。仕事は何よりの勉強ではあるのですが、それはまた別の話。多くの資格に共通して言えることだと思いますが、資格自体に意味があるというよりも、何をどれだけ学べたかが重要なのではないかなと思います。そのための指標として資格があるだけのこと。さらに、それを仕事や生活に活かしていければ最高ですが^^

そういえばこの試験を受けてみようと思ったのはいつだったかな…と思い出してみると、特許庁主催のセミナーに行ったのがきっかけでした。興味を持ったらとりあえず動いてみると、いろんな変化がありますね。ちなみに明日は、このセミナーの続編。こちらも楽しみです。

試験のあとは、ホッと一息。ぶり大根がとっても美味しかったのでした。

ゆめタウンの一汁五穀さん


 

2013年11月23日土曜日

友、遠方より来たりて

今月は、今年一番の慌ただしさだったかもしれません。仕事の他に、試験やら課題やら面接授業がてんこ盛り。でも、これらは息抜きのつもりでもあるので、心地よい疲れ…でしょうか。

今週末は、納品を済ませたら試験(知的財産管理技能検定)の追い込みに集中するつもりでしたが、絶妙なタイミングで先月納品した字幕のチェックバック。あれこれバタバタしながらも代案を送り、予定通りテキストと模擬試験を終え、勢いで過去問もダウンロードして三年分やりました(でもやっぱり、解説はあったほうがいいですね…次回は買おう)。やればやるほど面白くなってきて、2級も受けてみようかなーと受かってもいないのに皮算用。

心理学の課題も今月末が〆切だったので、四苦八苦しつつも4科目分を無事提出。なんだか気づいたら暗くなっていた、という感覚で勉強に没頭した二日間でした。いつも仕事ばかりなので新鮮。

この歳になって新しいことを学び始めると、記憶力の低下に驚きます。前回やったばかりのところなのに!ほとんど記憶にない!!なんてこともしばしば。びっくりしすぎて、むしろ清々しいくらいです。こんな経験ができただけでも、挑戦してみた甲斐がありました(笑)。

そんなこんなでバタバタの中、はるばる遠くの友人が広島に立ち寄ってくれたのでした。懐かしい笑顔と楽しいおしゃべりで一気に疲れが吹き飛び、元気をたくさんもらった感じです。写真を整理しながら少しだけこちらにも。

当然のようにランチはお好み焼きを食べた後、縮景園へ。一部紅葉が見られて、とても綺麗でした。

巨大な牡蠣のように見えるけど、作り物??

青空に太陽の中、なぜかしばらく雨

夜は仲間も増えて日本酒で乾杯♪

こんな盛りつけ、見習いたい

酔っ払ってふらふらと、ドリミネーションも見に行きました。22:30にバチッ!と消える瞬間も目撃。その後はハイボールバーへ吸い込まれた私たち…

ドリミネーション!

翌朝は、取り壊しの話も出ている「アンデルセン」本店でモーニング。ドリアのセットが出ていて気になったけど、売り切れでした。美味しそうだったので、冬中に一度行けたらいいな。

ホットドッグモーニング

広島城へも。天守閣からの眺め。

対岸の控えめな紅葉がきれい

最後はケーキの美味しいカフェでお茶。ここのケーキは、旬のフルーツをたっぷり使っていていつも本当に美味しいです。お酒も飲めるそうですよ。

ムッシム・パネン(銀山町)

この日はメロン。美味!

楽しかった日の記録はトラベラーズノートへ。ある時プレゼント用にと見ていたら、自分も欲しくなってしまって購入したという…(^-^;) 今のところ、毎日ちょこちょこメモしてます。いつまで続くかな。そろそろ脳みそを休めて山登りでもしたい(俳句も詠みたい)今日この頃ですが、とりあえずは明日の試験を頑張ります^^

コーヒーカップとラブバードのチャームを付けてみた

 

2013年11月18日月曜日

週末学生

早くも師走というようなバタバタ感の漂う今日このごろ。週末は二日間みっちり、放送大学の面接授業でした。科目は「入門心理学研究法」、ご担当は広島大学の尾形先生。やはり面接での授業は刺激的で楽しいです。全8コマ、あっという間でした。最後のコマは試験でぐったりでしたが、久々に学生に戻って新鮮な気分でした。手応えもバッチリ。大学時代にもこんなに真剣に授業を受けたことないんじゃないだろうか…

色づいたキャンパス

今期は週に4コマのペースで心理学関係の授業をとっています。なかなかハード、というかかなり遅れ気味ではありますが、なんとか頑張りたいです。普通に仕事をしながら4コマは、ちょっと欲張りすぎたかもしれません…次学期は1コマ減らそうかな。でも、内容はすごく面白い。心理学って、世間では結構誤解されていると思うんですよね。占いや宗教とは全くの別ものです。実験に基づいた非常に科学的で論理的な学問なのだと、私も学び始めてから知りました。統計などにも少し興味が出てきたのは嬉しい収穫。グラフの正しい見方など日常生活に役立ちそうな知識もたくさんありますし、人間の目に映るものにはほとんどバイアスがかかっているのだということもよく分かりました。

仕事とは全然関係ない、純粋な興味からの勉強というのが本当に久しぶりで、大変ではありますがとても楽しいです。授業中、グループで話し合ったりもするのですが、今日は県外からいらしてる方とお話しする機会がありました。夜間コースで教えてらっしゃる教員の方で、難しい生徒が多いので少しでも理解したいと自主的に勉強しているとのこと。地元でも面接授業は開講されているけれど、尾形先生の講義をとりたくてわざわざ広島までいらしたそうです。すごく情熱をお持ちの方で、こんな機会でもなければお会いすることもなかっただろうと不思議な気持ちになりました。

自分も、心理学に興味をもった経緯をぽつぽつと話したり。私の場合は震災がきっかけだったので興味の入り口は社会心理学でしたが、学び始めてから、心理学という学問の幅広さに驚いているところです。

たまにはこんな勉強もいいものだなと感じています。今までと全然違った方向へ視野を広げるきっかけにもなりますし、授業で紹介された参考図書などを読むうちに読書の幅も広がりました。

でも来週は知的財産管理技能検定。仕事に関連する勉強も忘れず(^^) 別に翻訳に必須の資格ではないですが、資格試験は勉強の良いペースメーカーになります。


★心理学、私の興味の入り口になった本の感想メモです。


落ち葉の絨毯まであとすこし

 

2013年11月14日木曜日

映画「スティーブ・ジョブズ」

アシュトン・カッチャー主演の映画「スティーブ・ジョブズ(原題:Jobs)」を観てきました。


@サロンシネマ

Appleファンかどうかで、きっと感想も違うでしょうね。私自身は、特に強い思い入れはないライトユーザーです。何だかんだ言っても、iPodを2世代、その後ずっとiPhoneを手放せない生活となってはいますが。

あまり前評判は良くないという認識で行きましたが、私はすごく楽しめました。あっという間の二時間強。オープニングから、涙が出てしまった。あの製品が発表された瞬間。その時代を自分は知っているし、まだ記憶に新しい。それがどれだけ革新的なものだったかも鮮明に思い出せるのに、もう彼はこの世にいない。彼がこの世を去った日も、ついこの間のことのよう。ジョブズファンの友人はひどくショックを受けていたっけ。いろんなことが頭の中をぐるぐると…

ラスト、ここで終わるの?という意見を多く目にしたのですが、映画としてはあれで正解じゃないでしょうか。私はすごくいいラストだと思いました。聞き覚えのあるフレーズが耳に飛び込んできた瞬間、また目頭が熱くなりました。続編を観たくはなりますけど。

主演のアシュトン・カッチャーはデミ・ムーアとの交際で一躍有名になりましたが、以前はハンサムで若いね、くらいの認識だったんですよね。軽いラブコメくらいしか観たことがなくて、あまり印象的でもなく。でも今回、こんなにいい役者さんだったっけ、と目を見張りました。マニアではない私の目から見た限りでは、イメージぴったり。歩き方や仕草もすごく研究してますね。プレッシャーは相当なものだったと思います。

ジョブズは嫌な奴だった、という話はさんざん耳にしていましたが、毎回平気で身障者用の駐車エリアに停めるのが最大にヤな感じでした(^-^;) でもまあ、他人に嫌われることなど厭わない人間でないと、成し遂げられないことってあるのだろうなーとしみじみ。映画「ソーシャル・ネットワーク」といろんな面で重なります。嫌われることを恐れない勇気ってすごいなと最近よく思うのです。誰だって周囲からよく思われたいし、嫌われるのはつらいはず。それでも貫きたい自分があるってすごいな、と。周りの人は大変でしょうけど…。

よく名前を耳にするウォズやジョナサン・アイブについても、なるほどこういう立場の人だったのかーと今さら学んだり。アイブさんはいいとこ持っていきましたね!登場場面は少ないのにとても印象的。イケメンだったせいかも。そして女性の存在感は激薄w 結婚のあたりは唐突で混乱しましたが、まあ焦点ではないということなのでしょう。

もう一度観たい、何ならDVD買おうかなというくらい好きな作品でした。買ったまま読みきれていない伝記本の続きも読みたい。

iPad mini Retina、欲しい熱がふつふつと。仕事上、パソコンをMacに切り替えるのは厳しいのですが、Apple製品にこだわりたいという方たちの気持ちは以前よりも分かるようになった気がします。

ライトユーザーの私ですら、iPhoneと出会ってどれだけ生活が変わったことか。今日もこれはiPhoneで下書きしましたよ。帰り道に夜空を見上げたら、星がいっぱい。オリオン座がとても綺麗に見えました。あの空のどこかで、きっと。

R.I.P. Mr. Jobs





 

2013年11月12日火曜日

お好み焼き教室~宮島散策

広島のお好み焼きが大好きです。大阪は混ぜて焼きますが、広島は重ね焼き。なので難易度が高く、地元の人でも家では作ったことがないという話もよく聞きます。安くて美味しいお店がそこらじゅうにあるから、というのもありますね。

でも一度くらいチャレンジしてみたいな…と思っていたところ、こんなところに誘っていただきました。今回はホットプレートコースです(鉄板コースもあり)。


Wood egg ユニークな建物

まずは、お好み焼きの歴史やオタフクソースの歴史をたどっていきます。これは戦後にでき始めた、自宅の土間を改造したお店の再現。

野菜焼き1枚10円の時代

「みっちゃん」のような店名が多いのは、戦争で旦那様を亡くした女性が自分の名前で開店することが多かったため、というのは聞いたことがありました。この日に聞いた話では、その他にも亡くした子供の名前をつけたり、焼け野原になって所在不明になってしまった後、家族に「私は生きているよ」と知らせたりするためでもあったとか。

オタフクソースの工場も見学させていただきました。写真撮影もOK。ベルトコンベアーの様子が楽しかったな。出来たてのソースをお土産にいただいてしまいました(^^) 70℃くらいで容器に詰めるので、まだ熱かったです。ほかほか。

ルンバのように、充電が切れると充電器に向かう車

そして、いよいよお好み焼き!キャベツなどは既に切ってありますが、切り方のコツは教えてくれます。そして温度調節のポイントなどを教えてもらいながら、いざ作成。この日、私たちは5人で参加したのですが、中には料理などまったくしたことがないという人もいました。でも、みんな美味しくできていましたよ~。

豚肉はちょっとずつ重ねて並べるのがコツ(エヘン)

サマになってる?!

うまくいくかな~と不安でしたけど、思った以上に楽しかったです。やはり何度かひっくり返すときが緊張の一瞬ではありますが。これなら家でもやってみたい、と思えました。お土産もこんなにいただいてしまったし…(参加費700円なのに^^;)。

後ろのお好み焼きセットは、教室でも使用したもの

さてさて、お好み焼きを焼いたあとは、ぶらっと宮島へ。他愛のないおしゃべりをしながらのんびり、たくさん笑いました。

フェリーから、きらきらの海

紅葉は、まだこのくらい

ちょうど夕暮れの美しい時間に居合わせました

もちろん鹿さんもたくさんいた

そういえば、この日は鹿の遠吠えのような大きな鳴き声を初めて聞いてびっくりしました!動画を撮れなかったのが悔やまれます…あれは何だったのだろう。「キューキュー」くらいならよく聞くんですけど。

宮島から戻ったあとは予約していた居酒屋さんへ、そのあとBARも。朝早くから夜中まで、久々にハードな一日でしたけど、盛りだくさんで楽しい一日でした。もうすぐアメリカへ行ってしまう友人にも、きっと忘れられない思い出になったはず^^

宮島からは、鹿さんを連れて帰ってきましたよ。

「また来てね」と言ってる…たぶん

 

2013年11月6日水曜日

秋晴れ、ひろしま散歩

昨日、あまりにも気持ちの良いお天気だったのでパチパチリ。午前中に5kmほど走ったのですが、午後も買い物があったので電車に乗らずてくてくと。合計10km、少しは運動になったかな。広島の街は歩いていて本当に飽きないです。気持ちいい。

元安川沿いも葉っぱが色づく

タチアオイがいっぱいだった川沿いの花壇、夏にはひまわりも咲いていましたが今度はコスモス。黄色とオレンジのコスモスは初めて見ました。背丈も小さめです。

どうやら「キバナコスモス」

平和大通りではイルミネーションの準備がもう始まっています。ひろしまドリミネーションは11月17日から。これ、すごいんですよ。東京のロマンチックなイルミネーションとは一味ちがい、エレクトリカルパレードみたいな感じです(笑)。

右奥の赤いポールがイルミネーションポイント

広島といえば原爆ドームくらいしか知らない、という人は意外に多いのではないかと思います。私もそうでした。でも広島市内には、あちこちに被爆建物があるのです。言われなければ気づかないほど自然にたたずんでいて、今も普通に利用されていたりします。この旧日本銀行広島支店もその一つ。今はギャラリーなどとして無料開放されています。

爆心地から380mという近さ

立派な建物

重要文化財に指定されています

この日の買い物は、訳文をプリントアウトして見直す時に使う赤ペン。…というのは半分言い訳で、Pilotの新製品「カクノ」を使ってみたかったので(^^) 試筆では、滑らかで書きやすくペン軸が太めで握りやすかったです。インクも普段は黒っぽいものばかりですが、色彩雫(いろしずく)の秋桜が加わりました。これでチェック作業もワクワク…になるはず。年末に向けて忙しいし、仕事を楽しくする一工夫は大事ですよね。うんうん。

実用面でもチェック作業に万年筆はオススメですよ。私も昔はボールペンを使っていましたが、ここ数年は万年筆に。筆圧をほとんどかけなくて良いため、だいぶ手が楽になりました。

カクノはキャップ色にバリエーションあり

トラベラーズノートにも手を出してしまい…そんな話はまた後日。年末年始は毎年、文具熱がものすごいです。もはや病気としか思えない。

ほぼ日手帳も好きなんですけど、日付が入っちゃってるとだんだんこんなページが増えるのが悩みどころ。

うさぎのしゅんが来たころ。体重の記録が1行w



 

2013年11月4日月曜日

初落語♪

生まれて初めて、落語を聞きに行ってきました。「立川談春独演会2013」、会場は広島アステールプラザ。ここは市民図書館もあるので、ちょくちょく来る場所です。そういえば中島みゆきさんのコンサートでも来たな、などと懐かしく。

演目は「粗忽の使者」と「妾馬」。会場は、見た感じほぼ満員でした。

帰り際に貼り出される、この日の演目

いやあ、本当に楽しい時間でした。実はちょっと不安もあったのです。いくつか動画で予習などしてはいたものの、演目はそのときまで分からないし、難しい古典などだったらどうしよう…と。けれど、この日の二つともすんなり楽しむことができました。

もちろん古い言葉などは使われているのですが、さりげなく合間に解説(現代語への言い換え)を挟んでくれたりするのですね。それがまた本当にさりげなくて、流れを少しも邪魔しないのがすごい。ネタに入る前の前振り(?)でも、旬のニュースや地方ネタが盛りだくさんで笑いっぱなしでした。

この2つの演目、本来は別々のものらしいのですが、「おお~!」という繋ぎがあってびっくり楽しい展開でした。同じ演目でも、人によっていろんな工夫があるものなのですねぇ。「赤めだか」も読んでおいてよかったなーとしみじみ。会場の人たちと笑いを共有するのもすごく幸せ感があり、何だか満ち足りた一日でした。

「落語とは業(ごう)の肯定である」という言葉の意味が、少し肌で分かった気がします。「人間なんてダメなとこばっかりさぁ。そんなにピリピリしないで大らかに行こうよ、ね」なんて気分になりますね(^^) そして2時間強を1人の喋りで引っ張る芸の凄み。また機会があればぜひ行きたいと思いますし、何だか難しそう…と敬遠してる方がいらしたら、そうでもないですよ~とオススメしたいです。私も、せっかく日本に生まれたのだから、もう少し日本の古典芸能に触れてみたいなと思いました。

夕ご飯を食べていなかったので、帰り道の「世界の山ちゃん」で一杯。名古屋発祥の手羽先唐揚げのお店です。新宿でよく行ってましたが、広島にも発見しました。うれしい。

左上は新作らしきウスターソース漬けの鶏手羽先

本通りは、ちらほらクリスマスの気配が。平和大通りではイルミネーションの準備が始まっていましたよ。早いなぁ。

ちょこっと衝動買い