2016年2月17日水曜日

白色→青色で増える負担は?

今日、無事に確定申告書を提出してきました。今回から青色に切り替えたのでいろいろと手間取るのではないかと思っていたのですが、予想以上に簡単に終わってしまい拍子抜けでした。わたし自身が青色に切り替えるとき、「どのくらい負担が増えるの?かかる時間はどのくらい?」と怯えていたので、同じような人の参考になればと思います。

広島の合同会場はクレドホール

わたしはこういった会計処理などが非常に苦手で拒否反応がありました。また「青色大変~!」と何日も苦労しているような声を周囲に聞いていました。なので、多少損でも手早く終わる白色で別にいいやと思っていたのですが、白色にも記帳義務ができたことがきっかけで、簿記の勉強をして青色に切り替えました。そのあたりの詳しいことはこちらに書いてあります。

確定申告と簿記3級

今は、青色にして本当に良かったと思っています。正直、今回の申告書作成は例年よりもスムーズに早く終わりました。なぜかといえば、常日頃からこまめに記帳していたからです。もともと家計簿もつけているので、記帳はそれほど苦でもありませんでした。一番大変だったのは複式簿記の全体像を理解して腰を上げるところまで。一度はじめてしまえば、あとは家計簿とそれほど変わりません。

白色のときは、費目別の封筒にレシートをぽんぽん放り込んで、1年分をまとめて集計していました。この時に、レシートのないものとか結構記入忘れがあったりしたんですよね。あの会費を入れてなかったとか、セミナー代も忘れてた、とか。こまめに記帳しない弊害です。

昨年は、レシートや領収書はできるだけこまめに記帳し、記帳したものから日付順にどんどんノートに貼り付けていきました。あとは月に一度、カード明細と銀行口座の明細をまとめて記帳しました。青色にしてからは、事業用のクレジットカードと口座を分けたので、会費やセミナー代などもここから出せば忘れることもありません。慣れてくれば、とられる時間はせいぜい月に1時間程度じゃないでしょうか。

ここまでやっておくだけで、あとはほぼ申告前の集計だけとなります。計算もソフトがやってくれますから、あっという間です。2時間くらいで終わると思います。国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で必要事項を転記すれば、提出書類のできあがり。保存する帳簿はまとめて印刷しておきます。

領収書ノートとプリントアウトした帳簿

常日頃から帳簿をつけていると、いろんな数字をリアルタイムで意識するようになります。それが、一番最初に感じたメリットでした。規模は小さくとも事業主なわけですから、お金の出入りや利益を常に意識しておくことはとても大切なことと思います。

65万控除に加え小規模企業共済に加入したこともあって(フリーランスの退職金-小規模企業共済)、目に見える節税効果もありました。そうすると、もっと何かできないかなと考え始めたりします。お金への意識が高まったような気がするのも、青色に変えて良かったと感じる点です。

以前も書いたように、一度切替申請を出してもあとで取り消すこともできるので、「複式簿記なんてつけられるか不安…」という方も思いきってトライしてみることをオススメしたいです(^^) 意外に、いけます!わたしにもできたので。むしろ楽になるかもしれませんよ。

ちなみに、お世話になった書籍とソフトは以前にも書いたこちらです。シェアウェア版もあるのですが、最初は全体像をつかむために書籍を通読したほうが良いと思います。とても分かりやすく読みやすいです。あとで何かを調べるときにも役に立ちました。



今は、こちらのサイトで会員サポートサービスに登録してシェアウェア版を使っています。年1200円+税で最新版ソフトとサポート付きですから、とても良心的だと思います。前年度の残高などもスムーズに引き継げました。FAQも充実しています。

超簡単! フリーランスのための青色申告

皆様の確定申告もスムーズに終わりますように!そしてわたしのマジメな帳簿付けも続きますように…。

 

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