2014年7月22日火曜日

中国地方最高峰・大山(鳥取)へ

前回中止になってしまった大山(だいせん)。その後、別の山行にお誘いいただいて参加してきました。行きの車で「階段が多いって聞いたんですけど…」と言うと、「何言ってるの~、ほとんど階段だよ!」と(^-^;) そのとおりでした。階段は歩幅が制限されるので、疲労度が段違いに大きいんですよね。

行きの休憩場所で…ブロッコリー?!

ほら、あれが大山だよ~と。うーむ…お天気もってくれるでしょうか。

また晴れた日にも撮りたい

広島市内からは、高速を使って車で約3時間半。なんと往復7時間…登山時間よりも長い。1人じゃ絶対に日帰りなんて無理なので、グループに参加させてもらうメリットってこういうところにもあります。

さあ登山口。いきなり階段。

この日は湿度がすごかったです。今までで一番汗をかいたような。2リットル持っていったお水もきれいになくなり、車での帰り道、さらにペットボトル一本買いました。

この先も階段

いろんなたたずまいの階段が…

段差が大きくて苦労したあたりは、相変わらず余裕がなくて写真がありません。ちなみに今回、初めてトレッキングポールを使いました。登りの途中、五合目あたりから使ったかな。かなり脚の負担は軽くなりましたが、それでもひどい筋肉痛。ポールを使うと、上半身もかなり筋肉痛になります。分散されるのですね。

うっすら眺望が…

ヤマアジサイ?

スタートが遅めだったため五合目でお昼を食べました。温かいお味噌汁をごちそうになり、一息。自分ではまだ山用コンロを買っていませんが、温かいものをとると体が生き返る感じがします。お味噌汁は塩分もとれて一石二鳥(^^) いつもガイドさんがお湯をわかしてくれるので、折りたたみ式のシリコンカップを持っていくようにしています。
(↓ こんなのです。とっても便利)




さて、お腹が満たされたら頂上へ。八合目より上のあたりは木道になります。周囲のダイセンキャラボク(特別天然記念物)を保護するためだとか。

もうこのあたりは、雲の中

残念ながら眺望はなし。一面まっ白~。でも皆さんとっても前向き。「また次の楽しみができたねー!」って。うん、そうだなーって素直に思う。今日は、あれですよ、天空散歩。

でも、「これで大山に登るの4回目だけど、今まで一度も眺望があったことがない」という声も聞いたような…いや気のせいかもしれない…

雲の中は風が強く、うかうかしていると水滴で全身びしょ濡れになります。気温もだいぶ低くなっていたので、レインウェアの上着を着ました。少しゆっくりしてから、下り始めます。(山頂の避難小屋にはトイレあり)

大山頂上・1710m

このお花があちこちに咲いていて印象的でした。シモツケという名前だそうです。「シモツケソウ」という花もあるけれど、両者は別もの。

シモツケの花

六合目あたりで「晴れていたらどんな眺めなのかなー」とぼやいていたら、「こんな感じだよ!」と指していただいたのが、これ(笑)。こんなに山が見えるんですねー、いつかまた来たいな。

展望案内

一合目付近でちょっと道を外れて、阿弥陀堂を眺めてきました。かなり年季の入った建物です。

重要文化財に指定されている

どこまでもまっすぐな参道が気持ちいい

ほんとに大ざっぱな記録ですが…

7:00 広島駅出発
10:50 大山登山口
14:15 頂上
17:00 下山
20:30 広島駅

約6時間の山行。個人で行くときののんびりペースとはまた違い、周りに合わせて頑張らねばという場面も出てきますが、そうやって少しずつ成長していくのかもしれませんね。今回、標高差は900mくらい。

この日は看護師として働いている方とたくさんお話しました。友人もそうでしたが、看護師さんって本当に体力がある!日ごろから体力勝負なんだなーとしみじみ思います。上りで私がへとへとになってきた頃、「何だかハイになってきた!」と仰ってました(笑)

山登りを始めて良かったなと思うことのひとつが、いろんな職業の方とお会いできること。ほんとうに様々で、それぞれに大変なことややりがいがあって、お話を聞くだけでも面白いし視野が広がります。意外なところで翻訳の仕事つながりの方がいたりと、驚きの出会いもありました。

また、次の山行が楽しみです(^^)


 

2014年7月13日日曜日

走ることについて語るとき

先日ネイティブの方から冠詞のお話を聞く機会がありました。頭では分かっているつもりでも、自分で英文を書くとなるとふと迷うことも多い冠詞。「こういうのって、ネイティブの方は全然迷ったりしないんですよね?」と聞いたら「Yes」。一方、「日本語で一番苦労するのはどんな点?」と聞いたら、「主語がないこと!」と即答。日本人はそんなことで苦労したりしないのよ、と胸を張りたいところですが、ああ分かる~と頷いてしまいました。

なぜこんなことを思い出したかというと、最近そんな原稿に悩まされたところだったから…。日本語では省略されがちな主語ではありますが、あまりにも省かれすぎると(特に不慣れな分野では)苦労します。でもこういうところが、機械翻訳には真似できない腕の見せどころですよね。完璧な日本語原稿ばかりになったら翻訳者の仕事は減っていくでしょうから。機械とは別ベクトルのスキルを磨きたい。

うんうん唸って頭を使ってばかりいると体によくないので、やはり運動は大事!ということで、最近はほぼ1~2日おきに走っています。(…かなり強引に話をつなげてみました)

おやつも大事!(チーズケーキ)

10km走った日もありましたが脚の痛みがなかなかとれず、日によって3~7km前後。もう昼間は暑いので早起きして朝走っているのですが、これが思いのほか気持ちいい。一汗流してから仕事にかかるのも爽快です。気持ち的には毎日走りたいほどなのですが、脚の痛みから察するに筋力がまだまだ足りないようです…。がんばらねば。

思えばマラソン大会なんて大嫌いな子供でした。それが今は山に登ったり、自ら10kmの大会に出たりハーフマラソンに挑戦しようとしたり。なぜ?と聞かれてあらためて考えてみると、きっと子供のころも走ることが嫌いだったわけではなく「走らされること」が嫌いだったのだと思います。順位や成績をつけられることも。

今は、ただ自分のペースで走ればいい。他人とではなく自分のあれこれと戦えばいい。時には、ただ楽しめばいい。それらは、ひたすら清々しいこと。

マラソンって人生に通じる部分があるような気がします。人生というか、生き方かな。そんなことを考えながら、いろいろとマラソン関連の本も読んだりしたのですが、中でも村上春樹さんの「走ることについて語るときに僕の語ること」は面白かった。彼の小説はいまだにほとんど読んだことがないのですが、エッセイは結構好きです。たまーに「キザね~!」とツッコむのも楽しい。

特にこの本は、共感するフレーズがたくさんありました。「自分のやりたくないことを、自分のやりたくないときにやらされることに、昔から我慢ならない」なんて、まるで自分が書いたかと錯覚するくらい。走り続けながら書き続けてきた彼の人生観がにじみ出ていて、一気に引き込まれてしまいました。走りたくなることうけあい!オススメです。



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今日は、中国地方最高峰の大山に登る予定でした。4時半起きで集合場所に行ったものの、雷雨の予報で中止…しょんぼり。来月富士山に登ることになったので、訓練がてらぜひ行っておきたかったのだけど、どうしたものかと思案中。

涙の帰途…オスプレーのカイト、36L

 

2014年7月6日日曜日

嬉しい一日

先日、仕事関係のとある集まりがありました。

地元の集まりだとばかり思っていたら、大阪からはるばる来られる方が連絡をくださり、集まりの前にお好み焼きを食べて川べりでお茶(^^) 広島や大阪のセミナーで、今までにも偶然何度もお会いしている方でした。

おなじみ「ムッシム・パネン」

また、この日はさらに遠い長野からいらした方も!実はTwitterで以前からフォロー関係にあって会話も交わしたことがあり、広島のご出身だと知ってはいたのですが、まさかここでお会いできるとは思っていませんでした。DMでやりとりしてお好みランチから合流、サロンシネマや喫茶「ぶらじる」の話でも盛り上がったりして、初対面とは思えないふしぎな感じ。

その他にも意外なところで糸が繋がっており、知らない同士だと思って紹介しようとしたら既に昔からの知り合いだったり。つくづく、狭い業界だなと再認識した日でもありました。

正直、ビジネスや利害が絡む関係というのは非常に不得手なのですが、そういうことに関係なくこうして個人的に連絡をくださるのは純粋にとても嬉しいです。不特定多数の集まりに参加する機会はこれから減っていくかもしれませんが、一対一の繋がりはずっと大切にしていきたいなとあらためて思いました。

そしてまさかのサプライズが…全然予想しておらず、かなり動揺してしまった。

巨大ケーキを撮り忘れ

会場に同じ誕生日の方がもう1人いらして、初対面の男性と2人で巨大ケーキのロウソクを吹き消しました(笑)。ほんとうにありがとうございます。

久々に大勢の方と交流して少し熱っぽくなったものの、とても嬉しい一日でした。まじめな話も、笑える話もいっぱいしたような。お会いできた皆様、どうもありがとうございました。

…そして遠くの家族や友達にも感謝の一日でした(^人^)

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余談ですが、「ムッシム・パネン」さん、珈琲のみの利用ができなくなっていました。ケーキ類の注文が必須とのこと。気軽にお茶ができなくなり、とても残念。

 

2014年7月2日水曜日

猫山から南峰へ

ひと山越えて納品したところで、少し前の山行メモを。庄原市にある「猫山」。「スノーリゾート猫山」というスキー場の脇を登っていきます。

緑が深い

今月は4回登りましたが、初めて晴れました。暑い日だったけれど、森の中は涼しくて気持ちいい。わりと急な道を上っていくと、スキーのリフトあたりに出ました。ここで少し休憩。

結構な迫力!

またしばらく行くと、「山上さん」というお地蔵さんがいます。みんなで手を合わせる。

山上さん

木漏れ日が気持ちいい

またいろんな植物と出会いましたが、これが一番面白かったです。「ハナイカダ(花筏)」。葉っぱの真ん中にぽつんと粒が載っています。これはつぼみなんだとか。葉っぱの上に花が咲くんですね。別名は「ヨメノナミダ(嫁の涙)」だそうです…(笑)

ハナイカダ

息を切らして頂上へ。1195.5m。白木山につぐきつさだったかも。かわいい看板がありました。

猫の絵が味わい深い

頂上は眺望なしですが、少し行くと素晴らしい眺め。

ちなみに標高差は600mくらい。

ここでのんびりお弁当を食べたあと、正面に見える南峰へ縦走しました。

行けるかな~

縦走は、「あんな所まで行けるかな?」と思ってたところにたどり着く感動、「あんな所からここまで自分の脚で来たんだ!」という感動が、とても気持ちいいです。


GO!

露がきれい

そんなこんなで、この日も山を堪能してきました。富士登山のためにトレーニングしているという小学生~高校生の子たちとも少し交流があって、楽しかった。みんな、ゲームとかより山が好きだって。いいことだ(^^)

深呼吸

〆は近くの温泉「すずらんの湯」へ。温泉は、立地や時間の関係もあって毎回寄れるわけではないけれど、やっぱりいいですね~。疲れが吹き飛びます。

すずらんの湯

この日の山行も無事終了。庄原のあさどり市で買ったブルーベリーが、とても甘くて美味しかったです。

自分へのお土産