2016年1月21日木曜日

2016宮島新年登山(先峠山~三つ丸子山)

勢いに乗って、新年登山メモ。登山クラブの登り初めは、毎年恒例の宮島です。1年の安全祈願を込めるこの日は、10代から70代まで、大賑わい。

8:40 大元公園から登りはじめ
9:48 前峠
12:00 三ツ丸子山頂
14:20 下山、宴会!

以前、宮島は弥山しか知らなかったけれど、新年登山では毎年いろんな山、いろんなルートを紹介していただけます。今年は先峠山~三つ丸子山へ。三つ丸子山は、先月岩船岳から眺めて「かわいい名前だなー」と思った山でした。ちなみに、「前峠」は「まえだお」、「先峠」は「さきだお」と読みます。登山を始めるまで知りませんでした☺

桟橋に集合して、まずは大元公園へ。この写真のすぐ右側に、厳島神社の鳥居があります。干潮です。なんだか、アリさんの行列みたいで面白かった。

ぞろぞろと

さすが新年登山、30人を超える大所帯。壮観。

出発

急登続きでなかなかきついルートだったので、あまり写真がありません。下は、三ツ丸子山の山頂(たぶん)。その名のとおり、ピークが3つあります。しかし、こう見ると遠いですよね~! いつも、登る前は思うんです。「あんなとこまで行けるのか?!」って…。

仲良くならぶピークたち

三ツ丸子って、なんか口に出したくなるよね~、みつまるこ、みつまるこ…なんて言いながら、楽しそうに登っていく人々。

分岐

急登

かなりの急登を乗り越えて、1つ目のピークに到着。ささやかなプレート…

第一峰

2つ目のピーク。プレートを探して、やっと見つける。

第二峰

3つ目のピークは、もうほとんど読めない…札、作りたくなってきた(^o^)

第三峰

この日は午後から雨の予定で、ドキドキしながら登っていました。雨の山も風情はあるのですが、やっぱりレインウェアを着ると暑くて蒸れるのと、洗濯物が増えるのが面倒くさかったりするのですねー。結局、下山するまでお天気がもってくれたのでラッキーでした。これは幸先がいい♪

曇っていても美しい瀬戸内

藪こぎする場所も多かったです。タイツとレッグウォーマーがあっという間にボロボロに。こういう場所はやはり、ズボンのほうが良いですね。それにしてもこの日は久しぶりの方も多かったのですが、「あっ、靴新しくしたね~!」とか「このザック、買ったの?」とか、女子仲間は新しいアイテムに目ざとい! 目ざとすぎて笑ってしまいました。こうして女は物欲を育てるのです。

足もとが見えないと怖い

馬酔木(アセビ)が満開

新年登山のお楽しみは、下山後の宴会。今年も大元公園の休憩所で鍋をやりました。自宅から鍋持参で、ぜんざいを振る舞ってくださった方まで! 本当に美味しかった~。年末に購入した、ククサという木の器が大活躍です。

鍋にぜんざい

そして、料理上手な友達がテリーヌを作ってきてくれたり。テリーヌ…!そういう発想がそもそもない私(^-^;) 見た目も美しいし、野菜たっぷりでいくらでも食べられそうでした。

美しいテリーヌ

さんざん飲み食いして宴が終わったあとも、別腹がちょっと空いてるね…と、伊都岐珈琲さんへ。自家焙煎の珈琲は贅沢な美味しさで、いつも自宅用にも買い求めてしまいます。今月末に皆で出場予定のマラソン大会の話などでひとしきり盛り上がりました。

ケーキも美味しい♪

帰り道ではもう雨が降っていたのですが、いつもアーケードがある宮島表参道、雨が降るとこうして屋根がしまわれるんです。普通、逆だよね~と思っていたら、「お店に入りんさい!ってことなんよ」と教えてもらいました。なるほどー! と唸る。面白いなあ。

夜の宮島、好きです

良い一年になりそうな、そんな予感をもらえた新年登山でした。宮島は、下山してからもお楽しみがいろいろあるところが良いです。今年は、何回来られるかな(^^)

 

2016年1月20日水曜日

忘年日だまり登山(クマン岳~古鷹山)

昨年末、帰省前に駆け込みで登った山がとても良かったのでメモしておきます。お天気に恵まれたのもあってか、大好きな山になりました。また行きたいな。

広島港(宇品港)からフェリーで、江田島の切串港へ。所要時間約30分、片道460円。


8:10 宇品発
8:40 切串着
8:50 出発
9:05 クマン岳登山口
11:10 古鷹山山頂
12:30 下山開始
13:30 下山

宇品港を出発。海の向こうに見える山は、似島の安芸小富士です。富士、と付くだけあって美しい形。近々、こちらも登る予定です☺

宇品港より

切串港から登山口までは、ちょっと歩きます。15分くらい。途中、地元の方にこちらで合ってますか?と聞いたら親切に道を教えてくれました。

案内板はあります

この日は、まるで1年の締めくくりを祝福してくれるかのような、本当に気持ちのいいお天気でした。

空気も澄み渡って

ロープを掴んで登るようなところもあります。でも、ほとんどロープに頼らず登ってしまうたくましさ…

余裕~

確かに、ロープは過信すると危ないですから。全体重をロープにかけたりするのはとても危険です。私も、ちょっとずつ成長中。

最初はこういう所でワーキャー言ってた

クマン岳(399.8m)登頂。なんて美しい眺めでしょう。

一年分の感謝が湧いてくる

スタンプもありました

まだお昼には早いので、次の山頂を目指して進みます。途中に、面白い岩が。

帆立岩

しばらく行くと、古鷹山山頂に到着です。長く伸びる、島の面白い形が分かるでしょうか。

神々しい

渋い石碑 「古鷹山頂上」

小さな山なので縦走しても時間的に余裕があり、お昼はのんびり。チャレンジ登山も楽しいけど、たまにはこういうのも良いですね~。

マイブームの曲げわっぱ

ククサで珈琲

友達の作ってきたサンドイッチが、まるで売り物のように美しかった(^^)

お裾分けをいただきました♪

そしてなんと、懐中汁粉を持ってきてくれた友達が…!お湯と器まで。温かいものは、山では特にうれしいですねー。そしてお腹いっぱい。

これを崩すと、おしるこに。

ぽかぽかと暖かくて、お腹もいっぱいで、何だか眠くなってくる…そんな贅沢な時間を過ごした後、お尻に生えた根っこを引き抜いて下山開始。

今年もいっぱい登ったね~

名残惜しい

登り納めにふさわしい、最高の山行となりました。出会ってまだそれほど経ってないのに、ちょっと家族的なものさえ感じる山友達。この日来られなかった人もいて残念だったけど、みんな見習いたいところがたくさんあって、こうして一緒に経験を重ねられることにいつも感謝しています。

2015年は遠征もたくさんして、かなり密度の濃い1年でした。その分、仕事も過去最高に頑張れた気がします。2016年も、小さな目標たちを大切にしつつ、仕事に山に邁進したいです(^^)


↓ 下山後、GPSを切り忘れてフェリーのルートまで入ってしまいました…よく忘れる…


 

2016年1月19日火曜日

東南アジア最高峰・キナバル登山 Part 3 (終)

Part2はこちら

日本を出て4日目、登頂日です。午前1時半起床。2時には食堂に集合、軽く朝ごはんを食べて出発…の予定です。

あとは頂上まで登るだけとはいえ、ラバンラタ小屋(3272.7m)から山頂(ロウズ・ピーク  4095m)までの標高差は約800m。広島県で標高差が最大の白木山に匹敵する高さです。それを登った後、登山口(標高差2200m)まで一気に下る予定ですから、ちょっと未知の世界。皆で朝ごはんをつつきながら、緊張とワクワク感とに包まれていたところ…

なんと、悪天候のため全面登山禁止令が! 呆然としてしまいました。でも、自然のことだからこういうことはあるわけですね…無理して命を落としては元も子もないし。そのままお茶を飲みながら4時ごろまで食堂で過ごした後、また7時過ぎくらいまで眠りました。

起きたら禁止令は解除されていたようで、ここで知り合った日本から一人で来ていた女性は、今から頂上へ行くと言っていました。私たちのスケジュールではちょっと無理とのこと(T_T) また行かねば…。でも、このときの女性があとで登頂写真をメールで送ってくれてとても嬉しかったです。またどこかで会えるといいな。

1:30 起床
2:30 全面登山禁止令
4:00 再就寝
7:30 朝食
8:40 出発
10:20 ラヤンラヤン・ハット
11:55 ロウイ・シェルター
13:50 下山

二度目の朝ごはんを食べて、いざ下山。

雨は上がったのに~

山の天気は変わりやすい

また来たよ~リスさん

下りはサクサクです。私も、どうにか転ばずに済みました。どうも、年末に下山でケガをしてから下りが怖い…。でも少し成長を感じたのは、今回登りでは一切ストックを使わなかったことです。富士山のときは「コレがないと無理!」と思ったものですが。下りは、念のために使いました。

雨のあとは滑るから気をつけて

順調にゲート着です。

ここでまた、下山のIDチェック

公園本部のレストランでビュッフェランチ。ラバンラタまでの登頂証明書をもらえました。山頂までの登頂証明書はカラーだそうです。でも、何もないより嬉しい。ちなみに、マンゴーとパイナップルがすっごく美味しかったです。メロンは固くてきゅうりみたいだったなー。

途中までの登頂証明書

最終日の宿泊は立派なリゾートホテル。迷いそう…。

迷えといわんばかりの構造

部屋からの眺めも美しかったです。

ゴルフビュー

夜はまたビュッフェ。品数が多すぎて、しかも登頂できなかったので運動量が少なすぎてお腹いっぱい…朝ごはんは2回食べたし、なんだか食べてばかりの印象の1日(^-^;)

盛り付けが下手ですみません

デザートも美味しかった♪

夕ごはんの後は、皆でホテル内の散策へ。さすがに素敵(^^)

広いプール付き

地元の人たちがビーチで踊っていて…いつの間にか、私たちも引っ張り込まれて汗だくで踊っていました。踊ったのなんて、何年ぶりだろう。楽しかった~。

曲はYMCAとか

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ゆっくり眠って、最終日。午前中は動物園のツアーに参加、午後はセンターポイントという地元のショッピングセンターに行ってきました。

Lok Kawi Wildlife Park

マレー熊、ちっちゃくてかわいい。

マレー熊

マレー虎は、トイレをするためにわざわざ立ち上がって水場へ行く姿が何とも可笑しかったです。

マレー虎

その他、オランウータンや動物たちのショーなどたくさん見ました。この大きな葉っぱは、雨が降ると傘代わりに使うよ、とガイドさんが仰ってました。

マンガの世界にいるみたい

シャクナゲかな?

お昼は中華料理(Bento set と書いてあった!)を食べ、ガイドさんと別れて地元民のためのショッピングセンターへ。ここでは、あまり英語が通じないようでした。

ひととおり回った後、袋をさげて外へ出た途端にわらわらと寄ってくるタクシーの運転手さんたち…その勢いがちょっと怖かったです。今回初めてのタクシーでしたが相場は調べていたので、乗る前に1台あたりの値段を確認、念押しして、2台に分乗し無事ホテルへ。メーターはなかったように思います。センターポイント~パシフィック・ステラ・リゾートまで、10分ほどで確か15リンギット(約450円)だったかな? 海外でタクシーに乗るのは緊張します。乗り場や相場の事前確認は必須ですね。

ホテルに戻って荷造りし、夕方にはもう空港へ向かいます。やはりもう一泊は欲しいところ…。

ホテルで最後の乾杯

次はどんなふうにして来ようかなと、いろいろ考えるきっかけにもなる旅でした。海外自体も久しぶりでしたし、何だかちょっと旅ごころに火がついてしまったような。

空港の夕陽

今回は、世界一大きな花「ラフレシア」を見られなかったのも心残りです。いつかきっと…!という思いをこめて、ザックにコロン。

木製のラフレシア

初めてのマレーシア、人々は親切でごはんは美味しく、とても良い国でした。またぜひ行きたいな~と思っています。一緒に旅した方々も、山のベテランさんばかりでお話を聞いているだけでも楽しかったです。さて、次はいつ行こうかな(^^)